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最も参考になったカスタマーレビュー
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
真面目で教科書的なハンドブック,
By patella (千葉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: シダ植物 (野外観察ハンドブック) (単行本)
シダの基本的な知識、分類、扱い方の3部構成の、すっきりしたガイドブックです。群生写真・生態写真などはこんな場所にこんな種が、と現場で見分けるのには便利でしょう。シダの分類には重要な胞子のうの拡大写真なども綺麗です。いろいろな事柄をコンパクトにまとめてあるので、教科書的な雰囲気です。著者は元千葉県の高校教諭と現教諭、とのこと、勤務する高校の構内で調べたり、生徒に教えたりしたことの集大成といったところでしょうか。
残念なのは、図鑑のところどころ大きさの記載が抜けていること(p68ホウライシダ、p69オオバイノモトソウなど)と、撮影日時の記載が欲しい写真があることなど。胞子のうができる季節が限られている種もあります。芽吹きの展開の経過写真も興味深いものですが、これも季節があると思いますので、おおよそでよいので撮影の期日をいれてほしいと思いました。。 大変具体的で面白い部分もありました。例えば「標本の保存にはトマトの箱が便利」などは、すぐに実行できる具体的な(もしかして地元に密着した?)記述だと思います。新聞紙四つ折のサイズで丁度よいのでしょうね。 全体を通し、真面目にきちんと書かれています。「こんなことが面白い」「こんなことがわかったら」と引き込むところを書いて下さったらもっとよかったな、と思いました。シダには雑種が野生でもみられるという話などは、掘り下げていけばいろいろと面白い話題に繋がりそうです。何故雑種ができやすいのでしょうか?コメやムギでは雑種や倍加が重要な進化の過程と言われていますが、それと繋がりはあるのでしょうか?そんなこともちょこっと触れられていたら「観察」からその次へ、の広がりがもっとでたのでは、と思います。
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