「ハンドブック」のタイトルの通り、携帯製抜群。しかも写真が、シダ一種類に対して、葉の全容写真、(種の見分けに必要な)一部分の拡大写真、野生状態の写真の最低三種は掲載されていて、構成に一貫性があるため、読んでいてとてもわかりやすいです。見分けのポイントも丁寧に記されており、この本とルーペを手に、明日からでも「シダ探索」に出かけてみたい、そういう気を起こさせてくれる本です。
取り上げてあるシダな身近なものに厳選し、全部で80種。絞り込んでくれたおかげで、初心者にもわかりやすい本に仕上がっていると思います。
写真は、葉をスキャナーで取り込んでデジタル画像にするという方式を考案した林将之氏の手によるもの。植物学者である著者と林氏の、すばらしい"コラボレーション"に仕上がっていると思います。
縦18cm, 横11cm, 厚さ約0.6cm、重さはわずか約130g!! シダをここまで身近な存在に感じさせてくれたこの「ハンドブック」に感謝。以上を総合して、五つ星としたいと思います。
個人的には、続編として「園芸用のシダ」についても主なものをとりあげて出版していただきたいなあと思いました。一口に「ホウライシダ」(=アジアンタム)っていっても、園芸点の店頭に並んでいるものにはいろいろありますから。
北川さんと林さん、この続編を期待しております!!