本書は、こんな新米システム管理者のために書かれた、一般常識ガイドである。システム管理者に抜擢されるぐらいの人なら、恐らくは知っていて当然の内容だが、管理者の仕事内容を体系的に網羅し、必要となる心構えを示した点は秀逸である。個人のパソコンと会社のシステムとは一体どこが違うのか、安全かつ快適なネットワーク環境を実現するためには何が必要なのかを、著者の豊富な現場体験からひもといている。
アップデートするかどうかを決める4つのポイントや、システム監視の際のチェックポイント、フォルダごとのアクセス権の設定、バックアップ、セキュリティなど、新米システム管理者が直面するさまざまな状況への対処方法、そして、心配りを説いている点は参考になるだろう。
また、本書には技術に疎く、理解のない上司をいかにして口説くか、同じくコンピュータに詳しくない社内のユーザーからの、意味不明なクレームにどう付き合えばよいのかなど、システム管理者としての処世術も説かれている。気軽な読み物としても楽しめるだろう。
本書を読んでも、システム管理に必要なテクニカルな情報は手に入らないが、システム管理者としての基礎知識、心構えは理解できる。すでにシステム管理者として活躍されている人には必要ないが、新米システム管理者のはじめての1冊としておすすめできる。(土井英司)
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総務課長さん、経営者の人にも是非読んでいただきたいものです。
そう。総務課長さんや経営層の方はコラムを読んでほしいですね。
24ページの「業務?それともボランティア?」ここの部分がいつのまにか
システム管理者になっちゃった人間のきっちりしてもらいたい部分です。
著者には、中小企業経営者向けの「システム管理きっちりって効率抜群」
等の次作を期待します。
また、「管理」と言うと、場合によっては、支配されるみたいに感じることもあるように思います。それに対して、この本では、「みんなでHappyにやりましょう」という著者の気持ちがあちこちにみられる一冊です。その意味で、システム管理者の方にも、そして、ユーザの方にも、お勧めしたい本です。
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