このシリーズには初代の5インチのMS-DOS版フロッピー・ディスクだった時から熱くハマリ続けているユーザーですが、私の場合はこのPS2版が過去を通じて一番フィットしました。PC版のシリーズの「5」がベースですが、操作する際の感覚がPC版よりこなれていてストレスをあまり感じません。DS版も遊びましたがDS版はその操作感が煩わしくちょっとめげてしまいました。そうは言ってもこれを初めて遊ぶ方には編成や補給等で操作にまごつくかも知れません。どうもはじめからこのシリーズに馴染んでいる人しか念頭にないようなマニュアルになっています。この点は是非自社サイトでもっと分かり易い説明を特設ページで展開した方がいいように感じます。そのことはともかく、この作品はシリーズの「4」から一気に架空戦のシナリオが増えたのと、ルールの設定に自由度が増して、初代のナンバーにあった一種のマゾ感(普通にやるとます絶対に勝てないゲームバランス)から初めて解放されました。そのことがどれだけ嬉しいことかはやった人なら判るはずです。冒頭でカスタマイズ出来るルールの設定で、私の場合はいつも索敵(偵察)と天候と資源と教官の設定は必ずONにします。気持ち的にそれをOFFにすると「太平洋の嵐」でなくなってしまう気がするからですが、一方で架空シナリオのうち富岳や烈風艦戦が開発済みで各基地にこれでもかと配備済みのシナリオを好んで遊びます。というのも、そのままでは圧倒的に自分に有利でゲームバランスが見事に壊れるのですが、片っ端からそれら機体を廃棄して鉄やアルミの資源に戻し本土にストックします。それを元に好きな機体や艦船を新たに作ります。新しい建造には時間がかかりますが、本来の設定ではそもそも資源すら乏しい日本国のハンデが緒戦で解消されることはゲーム的にかなり燃えるワケです。過去、この「太平洋の嵐」がクソゲーのように言われることが多くてちょっと悲しい気持ちでそれらレビューを読んでいたのですが、確かにダサイ3Dの戦闘シーン(笑)や、初めてこれを遊ぶ人にはとても不親切なマニュアルといった問題を気にしない限り、内容的には実はとても奥深い、そして自由度も高い素晴らしいゲームなのです。私はこのPS2版がPC版以上に気に入ったこともあってきっと一生遊ぶのはこのPS版だと感じています。ちなみに同じシステムソフトの「大戦略大東亜興亡史」もPC版やPSP版よりPS2版が一番自分にはフィットして、その意味でも今何となくPS2が終わりかけてしまっているのが残念です。私の場合はPS3で遊べるゲームが少なすぎて、今でもPS2が主役級です(笑)。とにかくこのゲームは一端自分なりの遊び方を見つけると最高に面白いゲームだと思います。