登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
とても100年前に書かれたとは思えない!,
By
レビュー対象商品: シスター・キャリー〈上〉 (岩波文庫) (文庫)
上巻に引き続き、さらに波乱の展開を迎えます。上・下巻を通して、生き生きとした描写でまるでドラマを見ているようです。読み終わったあとも、現実世界とつながっているように感じると思います。ドライサーが描いたアメリカとキャリーの心は、現代と私達の心に通じるものがあるのではないかと思います。単にキャリーが悪女ではないところがポイントだと思います。 読めば読むほど、さまざまな発見がある作品です。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
鋭い心理描写にも注目,
By 天衣無縫 (京都府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: シスター・キャリー〈上〉 (岩波文庫) (文庫)
田舎町からシカゴにやってきたうぶなキャリーは、二人の男を踏み台にして、次第に美しく逞しく成長していく。華やかな物質文明の中で、女優として自らの価値を見出した彼女は、見果てぬ夢を見続けるのだった…。人間は所詮環境の力には勝てない生き物であり、人生は救いのない惨めな負け戦である、とするのが自然主義であり、ドライサーは、アメリカ自然主義の代表者の一人と言われている。しかし、この作品は、それほど自然主義の色合いは強くない。キャリーの元恋人ハーストウッドだけが、惨めな負け戦を一身に背負っている感がある。 ロマン主義が好きな人は、暗くて重い自然主義の作品を敬遠しがちであるが、この作品は、テンポも軽くストーリーも面白い。 何より、あっと息を呑むような??い心理描写が随所に散りばめられているのが魅力だ。例を挙げると、キャリーが自らの弱さを明確かつ本能的に認める箇所や、落ちぶれたハーストウッドのぎりぎりの自尊心の描写などは、真に迫るものがある。 読者は、この本の結末に人生の不条理さを感じるかもしれないが、それとまた同時に、見果てぬ夢を見続けるキャリーに自らを重ねてしまうのではないだろうか。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|