山口先生の作品は相変らず凄まじいですね~。以前発表していた先生の作品は登場人物が蹴りや付きの一撃で頭部が炸裂し、眼球、脳が押し出されたり、内臓が一塊になって突き出される描写が嫌ってほど多かったです。人間の体ってこんなに簡単に壊れちゃうの?と錯覚するほど、大げさな描写がこれでもかという具合に出てきました。いかにその衝撃度、刹那さを読者に効果的に思わしめようか、描写方法を先生は常々考えられていたようです。今回、原作者に残酷時代小説で有名な南條 範夫の作品を採用し、平田弘史先生の残酷時代劇画とはまた違ったものを書こうとしています。肉体と肉体が直接激突する展開ではなく、体に触れる部分は小面積という剣をモチーフにアイデアを温めていたようです。一太刀で相手に与えしめるダメージをいかに表現するか。それを助長するための主人公達の肉体の限界まで費やす技術習得を目指すエピソード。権力に固執する人間像。厳しく定められた流派の決まりごと。そのような中、皮一枚の差的な世界で美しく残酷で華麗な殺戮が毎月月間誌に発表されていきます。しかし、単行本化については、月刊誌ペースなので、次の単行本発売まで待ち遠しくなってしまう作品です。まだ読んでいない人は1巻から3巻まで読んでおきましょう。通しで読むと、衝撃度が大きいですよー。