2010年3月27日リリース。Foveon X3+24.2mm F2.8単焦点レンズという古の単焦点銀塩名機のスペックをデジタルに置き換えた究極のカメラと言えると思う。
ただ、このSIGMA DPシリーズというのは、パーツも含めて各機種がどのように違っているのかがネットで検索しても実に要領を得ない機種だと思う。このカメラで撮ったすばらしい画像は多々ネットにアップロードされているのに、機種別のマトリックスがまともに存在しないのだ。宣伝活動に熱心でないのは分かるが、いくらなんでも少なすぎだと思う。ということで、集めた情報をまとめておきたい。
・DP1は対角線画角は35mm換算で約75度、DP2は約51度
・DP1にはオート・モードがあり、DP2にはオート・モードがない
・最も重要なFoveon X3センサーについて
CCDやCMOSは輝度信号しか出力できない。いわばモノクロのセンサー。そのためR、G、Bのカラーフィルタをベイヤー配列することで色情報を得ている。そのため一画素につきRGBいずれか一色だけの色情報となる。そのため画像処理段階で補間処理を実施しフルカラー情報を作成している。それに対してFoveon X3は1つの画素が三層の構造を形成していて、上からB、G、Rの順に取り込むため、RGB3色でフルカラー情報を獲得できる。
また、この方法によりベイヤー方式の偽色の発生がなく、ローパスフィルタが不要となり解像度が失われない。
・DPシリーズはいずれも1,400万画素
ちなみに、これをCanonのラインナップと比較してみると、
キャノンが『プロフェッショナルモデル』にカテゴライズしているEOS-1 Ds Mark IIIは2,110万画素、EOS-1D Mark IVは1,610万画素。
キャノンが『ハイアマチュアモデル』にカテゴライズしているEOS 5D Mark IIは2,110万画素。EOS 7Dが1,800万画素。EOS60Dが1,800万画素。EOS 50Dが1,510万画素。当然、CanonはFoveon X3は使用していない。
・DP1のレンズは16.6mm F4。DP2のレンズは24.2mm F2.8。いずれも単焦点レンズ。
・DP1sとDP1xの差は一言で言えば画像処理エンジンが『TRUE』から『TRUE II』になったこと。
・DP2とDP2sの差も画像処理エンジンが『TRUE』から『TRUE II』になったこと。
以上ような機種別の差がある。今、ISO100の世界でこのDP2sは孤高の地位を確立していると思う。絶対に手に入れるべき一台である。