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28 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
痛みがよみがえります,
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レビュー対象商品: シガテラ(1) (ヤンマガKC (1193)) (コミック)
もう20年以上ヤンマガを読んでいますが、この雑誌は素晴らしいですね。ティーンからヤング(照)にかけての揺れ動く年齢層に向けて、つねに新しい刺激を与えてくれます。数々の名作が生まれ、楽しませてくれました。本作も、名作です。前作「ヒミズ」が少し無理のある設定だった(主人公は中学生なのにものすごく老成してた)のに比べ、かぎりなくリアルな高校生が描かれます。私は現役の少年ではないのでリアルな高校生といっても駅ですれ違うくらいしか知りませんが、いかにもな感じの少年たちが登場する。ヤンマガ創刊時、高校生だった自分を思い出して、痛みがよみがえってきました。 いじめというか、高校の濃密な人間関係は息が詰まった。初めて異性と真剣に向き合って緊張した。バイトと教習所でストレス溜めまくった。一日一日が長く、一年はため息が出るほど遠かった。オギ坊、がんばれ。痛みを感じながら一歩一歩大人になれ。 恥ずかしくも眩しい季節。この作品がどう展開するのか全然わかりませんが、毎号楽しみです。まとめて読むとさらに良い。
25 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
CIGUATERA,
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レビュー対象商品: シガテラ(1) (ヤンマガKC (1193)) (コミック)
シガテラ。「散歩がてらタバコを買いに」とかの「○○しがてら」では、無い。 英文字表記の「CIGUATERA」より、神経系に障害を起こすシガトキシンを有する魚をによる熱帯地方の中毒症がタイトルになっていることに気づく。 この作品は、リアルだ。 芥川賞作家の出世作で主人公は、尿道にバラの茎を挿されるといういじめをうけていたが、そこまでのいじめが現実にどれくらいあるだろう。 恋愛も「マンガのような」恋愛でなく、相手の気持ちを探りながら、自分のふがいなさに日々三省しながらのリアルな恋愛。 いろいろあるけれども何も無い、そんな生活を日々送る。しかし、そこには常に、毒にあたる可能性は存在している。 連載中の作品だからこそ、今後の展開や人物の心情を深読みする楽しみがある。
24 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「ヒミズ」の呪縛から解き放たれた・・・?,
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レビュー対象商品: シガテラ(1) (ヤンマガKC (1193)) (コミック)
前作「ヒミズ」は古谷実が笑いの要素をほとんど排除し、シリアスなテーマに取り組んだ意欲作だった。個人的にも多大な期待を寄せて連載時より読み進めていたのだが、ラストはあまりにもあっけなく尻切れトンボのようで、消化不良に終わったイメージだった。古谷実自身も、やはり「ヒミズ」については満足の行くレベルまで仕上げられたとは思っていないらしく、最終話の載ったヤングマガジンでは「やっぱりオレには無理でした」などという途中放棄とも受け取れるコメントを残している。ここまで追い詰められてしまったら、果たして漫画家を続けていけるのか、次回作はどうなってしまうのかと不安になったものだが、まずは心配は無用だったようだ。 この「シガテラ」からは、確かに前作から引き継がれた独特の暗さや、張り詰めた空気のようなものが感じられるが、同時に古谷実の本分とも言える「笑い」も復活している。 まだ作品も序盤なので、今後どういった展開を見せていくのかは判断が難しいが、恐らくは、コピーにも謳われているように「青春」というのが大テーマであり、極端な路線変更はないと見て間違いないと思う。 前回、古谷はあれほど悔しがっていたのだから。 今回はきっちりと彼(主人公=オギノ)の青春を描いてくれると思う。
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