一般のワインよりアルコール度が高いため、揺れや赤道越えによる温度変化に強いこれらの酒は15世紀以降の大航海時代、船旅の積荷として世界中に広がった。
本書はその産地の様子や製造法、歴史、楽しみ方まで、豊富な写真を添えて解説するほか、日本未輸入品も含めて130種以上のボトルを掲載。平易な文章で知りたいことがストレートに書かれ、楽しく読める一冊となっている。
抜栓後の品質劣化が少ないため、英国などでは家庭に常備し、気軽に一杯という飲み方が一般的と言う。本書を読むと、シェリーは食前、ポートは食後……といった日本でのイメージをいい意味で裏切るワインの新しい楽しみ方が見つかりそうだ。
( 稲田由美子)
(日経レストラン 2003/03/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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