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ザーヒル
 
 

ザーヒル [単行本]

パウロ コエーリョ
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

「アルケミスト」「ベロニカは死ぬことにした」のコエーリョ最新作!!
満ち足りた生活を捨てて突然姿を消した妻。彼女を追い求め、作家の魂の彷徨がはじまった??。

内容(「BOOK」データベースより)

すべての旅は、愛の物語である。失った愛を求め、作家は旅立つ。自らの魂のいまだ知られざる場所へと。全世界で800万部超の大ベストセラー、半自伝的話題作。

登録情報

  • 単行本: 360ページ
  • 出版社: 角川書店; Rough Cut版 (2006/1/31)
  • ISBN-10: 4047915114
  • ISBN-13: 978-4047915114
  • 発売日: 2006/1/31
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.7 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 526,630位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 仕事や家庭を言い訳に、本当の「自由」や「人生」を求めること、あるいはそんなことを考える事すらやめてしまった貴方や僕には、読んでみても良い本かもしれない。小説としては冗長にも思えるし、人気作家として金や名声を手に入れた作者のうわごとに聞こえなくもない。一方で、作品としてまるで取り繕っていないというか、そのぶっちゃけぶりに、真摯さと迫力を感じる。この本が伝えようとしていることは、おそらく、この作家だけじゃなくもっと普遍的な問題なのだということがわかる。
 「われわれの人生には、われわれが向上するのをやめてしまう原因となった出来事がかならずある」というフレーズが出てくるが、人って、今の生活やパートナーへの依存、ある種の契約関係にいつの間にか気づかなくなり、あるいは気づいていてもそれが当たり前と思って生きているものである。
 この本は、「こいつのせいで俺は束縛されている」と思っていた女に、「その気になればできる、できるって言うけど、全然やらないじゃないの」と焚き付けられ、しまいには、その女自らが「自由」や「人生」や「幸福」や「愛」の意味を求めて俺の前から去っていってしまう、というお話だ。依存関係が一旦リセットされた時、はじめて本当の「自由」や「愛」、相手の必要性が見えてくる、のか?
 本筋の部分ではないけれど、この本でもっとも新鮮に感じられたのは次の一文。「本当の友というのは、僕らの身にいいことが起こったときにそばにいてくれる人なんだ。(中略)偽者の友達というのは、困難なときにだけあらわれる人だ、悲しげな顔をして『力になる』というような顔をしていながら、実際には、僕らの苦しみを使って自分の惨めな人生を慰めているだけなんだ」。この逆説的とも言える考えには、なぜか「そうか、そうだよな」と、深く共感してしまった。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kuroayu VINE™ メンバー
形式:単行本
「ザーヒル」って何だ! と言う好奇心に負けてしまい読んでしまいました。

冒頭部分に説明が有り、それによるとアラビア語で、目に見える、そこにある、気付かずにすます事が出来ないという意味だそうです。さらに追加説明の様に何か、或いは誰か、ひと度接触をもってしまうと徐々に私達の思考を支配していくことになって、ついには他の何にも意識を集中出来なくさせてしまうものの事で有ると書いて有ります。

日々の生活の中で共に暮らす人が居て、そしてその人との生活が愛に満ちていて当たり前の様に幸せで、その幸せである事に聊かの疑問も持たないで淡々と時が流れていく事・・・・・それって本当に互いに幸せなの?

或る日突然、愛する人が自分の元から姿を消したら、どうしますか!

日々の生活を振り返り種々と考えさせられる作品でした。只、私としては読んでいて少し疲れる感は否めませんでしたが、この手の作品に馴れている方にはお勧めです。 
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 仕事や家庭を言い訳に、本当の「自由」や「人生」を求めること、あるいはそんなことを考える事すらやめてしまった貴方や僕には、読んでみても良い本かもしれない。小説としては冗長にも思えるし、人気作家として金や名声を手に入れた作者のうわごとに聞こえなくもない。一方で、作品としてまるで取り繕っていないというか、そのぶっちゃけぶりに、真摯さと迫力を感じる。この本が伝えようとしていることは、おそらく、この作家だけじゃなくもっと普遍的な問題なのだということがわかる。

 「われわれの人生には、われわれが向上するのをやめてしまう原因となった出来事がかならずある」というフレーズが出てくるが、人って、今の生活やパートナーへの依存、ある種の契約関係にいつの間にか気づかなくなり、あるいは気づいていてもそれが当たり前と思って生きているものである。

 この本は、「こいつのせいで俺は束縛されている」と思っていた女に、「その気になればできる、できるって言うけど、全然やらないじゃないの」と焚き付けられ、しまいには、その女自らが「自由」や「人生」や「幸福」や「愛」の意味を求めて俺の前から去っていってしまう、というお話だ。依存関係が一旦リセットされた時、はじめて本当の「自由」や「愛」、相手の必要性が見えてくる、のか?

 本筋の部分ではないけれど、この本でもっとも新鮮に感じられたのは次の一文。「本当の友というのは、僕らの身にいいことが起こったときにそばにいてくれる人なんだ。(中略)偽者の友達というのは、困難なときにだけあらわれる人だ、悲しげな顔をして『力になる』というような顔をしていながら、実際には、僕らの苦しみを使って自分の惨めな人生を慰めているだけなんだ」。この逆説的とも言える考えには、なぜか「そうか、そうだよな」と、深く共感してしまった。
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