総延長293.5km、25路線、利用車両が1日平均115万台もある首都高。本書では
その姿をカメラが地上(地中)、海上、そして空から捉えます。
構成は大きく2つに分けられ、高速道路としての巨大建造物(橋、梁、架、ジャンクション、
トンネル)を紹介する前半では、規模を表す数値などを交えながらそれらへ様々なアングルから
迫ります。そして、残りは、その他高速道路を維持する上で必要な料金所、PAなどの施設や
一般の人がなかなか目にすることのできない特殊車両などの紹介となります。
現在も限られた工期の中で開通を目指し伸長工事が進められている首都高にあって、その現場である
地中深くのトンネル工事現場へ立ち入って撮影された近未来的な写真や3億円もするレッカー車など
裏方的な内容も充実しており、一見の価値がある書に仕上がっていると思います。
また本書はエイベックスエンタテインメントのDVD「首都高速道路」製作時に撮影された
写真をまとめたものですが、その企画を意識することなく一般的な写真集と同様に十分に鑑賞に
堪えるものだと思います。