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5つ星のうち 5.0
マーティン、あなたはわかってらっしゃる!, 2009/4/18
レビュー対象商品: ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト デラックス版 [DVD] (DVD)
物語はライブ開始に至るまでの、ミックとマーティンの確執から。おそらくはあらゆる場面に立会い、NGを出しつづけたであろうミックと、撮るなら好きにしろ!とばかりに、こちらは試写会まで一度も見ていないであろう自然体のキースという、ここまで違う二人を描ききった手腕はやはりお見事!ただ、もはや肉体的にも精神的にも、そして音楽的にも、ストーンズという大所帯の屋台骨を支えるのは、神経質までに細部に至るまでコントロールしようとするミックなんだと実感させられたね。
もの凄い台数のカメラによる、小うるさいほどのコマ割なんだけど、「今観たいのはそこじゃない!」なんてことがほとんどないんだよねぇ。ファン心理をよく心得ていること。ギターソロだって、キースがアップの時は、キースのギターの音量だけ上げるなんて、さりげない演出も心憎い。途中、過去のインタビュー素材も挿入されるんだけど、過不足なく、長〜いストーンズの歴史をも紡いでしまっていて、どんだけ素材を検証したんだろうと脱帽だね。インタビュー挿入ってキライなんだけど、キースの「ロンとどっちのギターがうまい?」なんて質問への答えが振るっていて、「どっちも下手だけど、2人合わさればサイコーさ!」なんて絵を見せられただけで、もう口許緩みっぱなしです。。。
ゲストについてだけど、J・ホワイトはカントリータッチの曲で。もっとゴリゴリのブルースナンバーに、そのギターで暴れて欲しかったんだけど、まぁ緊張してたなぁ(笑)。最強の70歳台、B・ガイは存在感が際立っていたね。とにかくアップの時の“眼力(めぢから)”が凄くて、ボーカルの貼り具合も衰えてないし、バンドが立ててくれたせいもあるけど、ミック、キース、ロンを“子供扱い”していたね、ウン。C・アギレラは、サントラ聴いた限りでは頑張っていた印象だったけど、やはりこのメンツに混じると、「色気」も「毒気」も足りないなぁ。ちょっとお気の毒だったかな?まぁファンは、L・フィッシャー見慣れてんだもん、仕方ないかな。
結論。ものの見事にストーンズの歴史と現在をパッケージングしてくれた、見る度に新たな発見のある、本当に素晴らしい映画でした(5回も見ちゃいました!)。マーティン、あなたはわかってらっしゃる!!
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5つ星のうち 5.0
シー・ワズ・ホット最高!, 2009/9/26
レビュー対象商品: ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト デラックス版 [DVD] (DVD)
歳をとるごとに上手くなるストーンズ、特にシー・ワズ・ホットは最高です。何よりも全員がコンビネーション良くいかにも楽しそうに歌い、演奏しています。後半にリサ・フィッシャーが声をあげて身体揺するシーンからの盛り上がりが凄い。ミックの動きも往年のリズム感を維持しています。計算されたアドリブかもしれないが、それを超えるものがあります。この1曲だけでも観る価値があります。
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5つ星のうち 5.0
ステージの前衛芸術家。, 2010/10/27
レビュー対象商品: ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト デラックス版 [DVD] (DVD)
マーチン・スコセッシ監督は、ザ・バンドの「ラスト・ワルツ」やボブ・ディランの「ノー・ディレクション・ホーム」を撮っています。
いよいよ、というべきか。ローリング・ストーンズですね。
ストーンズもイタリア映画の巨匠ゴダールによる作品がありますね。
アンディ・ウォーホールもミック・ジャガーの作品を残してます。
マーチン・スコセッシとローリング・ストーンズ。ファンにとっては願ってもない顔合わせです。
ストーンズは、1960年代から現在に至るまで、常に世界で最もファンを魅了し続けているロック・バンドです。
映画を観ながら、なぜストーンズにこうも惹き付けられるのか、という思いに捉われてしまいました。
映画は、2006年に行われたビーコン・シアターでのライブ・ステージです。それに、楽屋裏といいますか、スコセッシ監督とミック・ジャガーとのやりとりや若かりし頃のミック、キース、チャーリーのインタビュー映像が挿入されています。
ミック・ジャガーは多分一度見たら忘れられないと思います。ピカソの絵を見たときと同じような強烈な印象が残ります。
歌うときのスタイルが独特ですから。20代の頃から全く変わっていませんね。
ストーンズのサウンドも殆ど変わらないですね。
この音楽とステージで、何十年にも渡って世界最高のロック・バンドとして君臨しているわけです。
そんなことを考えているときに、ふと思ったのが、彼らがやっていることは、前衛芸術なのではないかというものです。
ミックはダンスをしているわけでなく、リズムに合わせて自由に体を「解放」させています。
バンドのメンバーもそれぞれがリズムに合わせて思い思いの姿勢で音楽を奏でます。
アングルによっては、実に素晴らしい4人のフォルムが目に留まります。
ミックの「解放」は、会場にやってきた人々をも解放していきます。ストーンズの醸し出すリズムが彼らを解き放ってゆきます。
原始のお祭りのようです。
ローリング・ストーンズの表現するアートは、人を解放する力が秘められているようです。