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5つ星のうち 5.0
ストーンズ69年USツアーの栄光と悲劇, 2009/12/28
レビュー対象商品: ザ・ローリング・ストーンズ / ギミー・シェルター 〈デジタル・リマスター版〉 [DVD] (DVD)
69年というロックが若くて狂騒状態にあった年に行われた、ストーンズUSツアーの栄光と、結果的にその盛り上がりを冷ましてしまったオルタモントの悲劇。その現場の目撃証人になれるものすごいドキュメンタリーだ。 前半がMSGライヴのハイライト。全編演奏シーンではない。例えばワイルド・ホースやブラウン・シュガーはメンバーのオフ・ステージの姿を捉えたシーンのバックに使われる。本編でMSGでの素晴らしいライヴをフルで拝めるのは、ジャンピン〜、サティスファクション、ホンキー〜、の3曲。「ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト! 40周年記念エディション」のDVDとのだぶりはない。長尺化したサティスファクションとステージに人が飛び込んできても演奏を続けるホンキー〜が圧巻。 後半がオルタモント・フリー・コンサート編。ストーンズ会場到着時から騒ぎが起こっているが、ストーンズがステージに登場して演奏を続けていく最中に悲劇が起こる。 60年代ロックのカオスの当事者になったような感覚と、それを冷めて眺める感覚(ストーンズのメンバー自身がフィルムの再生を見ているように)が両立する希有のロック映画だ。なお、未公開シーンはリマスターされていないので、これらの曲のパーフェクトな演奏シーンを堪能したい人は上記「ゲット〜」をどうぞ。
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5つ星のうち 3.0
ラブ&ピースが絵空事だと暴いたドキュメンタリー, 2010/11/2
レビュー対象商品: ザ・ローリング・ストーンズ / ギミー・シェルター 〈デジタル・リマスター版〉 [DVD] (DVD)
ウッドストックのような祭典になる筈だった愛と平和のフりーコンサートが 崩壊し地獄絵と化す様子が生々しく活写されたドキュメンタリー。 「ハイドパーク」ではひたすら変なカッコで楽しかった当時の面白観客達が 段々凶暴化して不穏な空気が充満してゆく様がスリル満点。 ついに均衡破れはじまった面白観客VSヘルスエンジェルスの戦い、 そして面白観客を庇ったJエアプレーンVSヘルスエンジェルスの戦いの模様は 正直もっと見たかった。 面白観客ステージ迄押し寄せてゆき大混乱。こんな状況で演奏するのもスゴイ。 全裸のデブ女がステージに雪崩れ込んで来るトコなどもぅ笑うしかないあり得なさ。 完璧にイっちゃった男がミックを至近距離で睨む。 ミックはうろたえ「みんな兄弟だろ仲良くやろう」なんて普通の人っぷりを発揮。 キースは「そこのお前!」と観客指差しぶち切れてる, キャラを裏切らない猛者っぷりはさすがだ。 そしてそこで起きた事件に対して不謹慎ながら様々な原因を考え憶測するのも この作品を見る楽しさだ。 ストーンズにもスタッフにもエンジェルスにも言い分があるが真実は「藪の中」。 「レディス&ジェントルマン」出た記念(別んトコで買ったのでレビューしません) に久々に買って見たがストーンズの全盛期の演奏を楽しむなら 「レディース〜」であり生々しいストーンズを見たいなら「ハイドパーク」だ。 (最近のショーアップされたストーンズは勘定に入れてません) ストーンズ目当てだとアテは外れる。 「ギミーシェルター」は69年という不思議な時代に起きた事件のドキュメントの視点で見るものであり、ラブ&ピースの虚構と終焉を曝け出したルポとして見るべき。
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5つ星のうち 5.0
最近ストーンズを知った若い世代には特に観てもらいたい!, 2009/11/19
レビュー対象商品: ザ・ローリング・ストーンズ / ギミー・シェルター 〈デジタル・リマスター版〉 [DVD] (DVD)
最近ヒットしたライブ映画もグッドでしたが、このドキュメンタリー・ライブは違う意味で本当に凄いんです。 若い世代はカルチャーショックを受けるでしょう。 こんなのライブじゃない!っていう人もいるかもしれません。 ミックたちが、その時のVTRを見る形でライブは進行していきます。 ダラダラしたインタビューなどはありません。 一番美しくて格好よかったメンバーたちを拝むことができます。 演奏は5人中心なので、キースとミック・テイラーのギターはダイレクトに聴こえます。 前半はマディソン・スクエアガーデン。 後半のオルタモントは昼間の前座演奏に続き、夜からストーンズに入ります。 オルタモントは暴動でライブが成立していません。今の時代なら即、中止でしょう。 当時、ストーンズ護衛隊と呼ばれたヘルスエンジェルス、昼間から客をリンチにしています。 何故か前座のジェファーソンエアプレインのヴォーカリスト(マーティン・ベイリン)まで殴られてます。 群衆の中をハーレーが走ってきたり、何故か歌っているミックの前を犬が素通りしたりしています。 キースはブチ切れです。 でも演奏自体は、どのバンドも凄いテンションです。 ストーンズも勿論ですが、前座のティナ・ターナーやジェファーソン・エアプレインなどは、 当時本作を観たのをきっかけに好きになった人たちもいるでしょう。 特にエアプレインのナンバーは超かっこいい! 完奏できなかったのが惜しまれます。 他にもいろいろありますが、ウッドストックやワイト島のライブなんか目じゃありません。 私にとって衝撃のライブ映画ナンバー1に挙げられる作品です。 リマスターなんかしなくてもいいほどの購入価値があります。
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