カンタベリー系ジャズロックバンド、ハットフィールド・アンド・ザ・ノースの2nd。1975作
前作よりもさらに整合感が増し、一般的に聴きやすくなっている。
リチャード・シンクレアの歌うメロディもより明快になっていて、
むしろジャズロック的な歌もの曲としても楽しめたりする。
デイブ・スチュワートのシンセワークはプログレ的で、フィル・ミラーのギターとともに
ややもすると地味になりがちな軽やかなアンサンプルに彩りを与えている。
テクニカルな構築感をさりげなく聴かせつつ、決して力まない上質のセンスがさすがで、
ラストの20分の組曲では見事なプログレ・ジャズロックを繰り広げる。
カンタベリーサウンドを代表する1枚として語り継がれるに足る作品だ。