過去に好き勝手生きてきた父親が、もう一度自分の家族との絆を取り戻そうとする話です。
こうかくと、ありがちな映画に思えますが、登場人物みんなが個性的で、そのテーマを
忘れそうになります。
そもそも父親がかなりの曲者で、みんなが信用してないのも分かるし、自業自得です。
他にも、それぞれ実業家、小説家、スポーツマンと才能があるのに、人生が上手くいってない子供たち。
オーウェン・ウィルソン演じる変な隣人。長女の結婚相手が研究している謎の少年など。
それぞれの過去と現在がテンポよく描かれます。そして数十年ぶりに家族が一緒に住み出します。
それぞれの悩みを父親はどう解決するのか。
一度みてもピンとこない人は多いかもしれません。
私も一度目はなんか心に引っかかった程度だったのが、何度も見てるうちにとても好きな映画になりました。
カメラワークも独特で、笑いのセンスも独特。押し付けがましさはなく、説教じみてもいない。
変だけど、それを暖かく見守る視点。
俳優陣は豪華で、みんないい演技してます!
ベン・スティラー、グウィネス・パルトロウはこの映画の演技が一番好きかも。
グウィネスは他の映画では?だけど、この映画ではキュートです。
そしてこの監督は音楽の使い方も素晴らしく、ラモーンズとローリング・ストーンズ、
エリオット・スミスが印象に残っています。
特に大好きなローリング・ストーンズの『She Smiled Sweetly』が使われてたのには驚きました!
この曲はストーンズの中でもマイナーで、らしからぬ曲なんですが、とても綺麗な曲です。
この曲がフルで流れるシーンはこの映画の中でも特に好きな場面です。
ふと、また見たくなる。お気に入りの場面や好きな登場人物が、見る人によって違ってくる。そんな映画だと思います。
”彼女は甘く微笑む。
彼女は甘く微笑む。そして言う。「心配しないで。」Oh,no,no,no”― She Smiled Sweetly