このアルバムの実質上のリーダーは、マクリーンであるが、実際はデクスターと双頭アルバムである。マクリーンのメンバー紹介に続き"All Clean"が、ケニー・ドリュー、ニールス・ヘニング、アレックス・リールのピアノトリオのテーマから始まる。始めのソロはデクスターである。BN時代と比較をして
も殆ど遜色の無い悠々たるデクスターのテナー・サウンドは、いつ聴いても、気持ちが良い。続くマクリーンのアルトも、時折フリーキーなサウンドをまじえて、彼独自の塩辛いアルト・サウンドを聴かせてくれる!17分の長尺な1曲であるが、飽きる事は全く無い。最高のブルースです!続く"Rue De La
Harpe"ではマクリーンのアルト・ソロから始まる。ミディアム・テンポの軽快な1曲。マクリーンとデクスターが段々とヒート・アップをしてくる感じが伝わってくる!"Sunset"はマクリーンとデクスターのユニゾンによるテーマからスタートをする、メロディー・ラインの美しい、バラード。ここでは、デクスターのプレイがアイドルであったレスター・ヤングの影響を聴き手に伝えている。素晴らしいバラードである。最後は、グローフェの"On The Trail"で閉めである。これはミィディアム・アップ・テンポの、ブルージーな1曲。ラストだけあってマクリーン、デクスターのソロも全開である!リズム・セクションでは、ニールス・ヘニングのコントラバスが絶好調で、どの曲でも彼独自の、運指の速いソロの超絶技巧が聴ける。ドリューのピアノも地味ではあるが、確実なサポートをしている。リールのドラムスは、若干、叩きすぎの感は否めないが、これも若さの表れだと思えば気にはならない!
1973年当時のコペンハーゲンはカフェ・モンマルトルの熱気が、ダイレクトに伝わってくる良盤です!