当時の友人に貸したまま、
結局疎遠になって返ってくることのなかった思い出のCD。
amazonの力を借り、15年もの時を経て手元に戻ってきた(笑)。
今聴いてもやはりいい。
当時テレビ番組のジングル等で流された「いかにもジュリアナ」な曲から
ちょっとマニアックなベルギーのテクノまで、「ベスト」だけあって捨て曲が一切ない。
それら秀逸なトラックが絶妙な匙加減でミックスされている。
特にDisc2の後半、Channel XからBalloony/L.A.Styleのオリジナルリミックスに突入し
畳み掛けるようにDigital OrgasmのGuilty of Loveに繋がるあたりの流れは
何度聴いてもゾクゾクする。
この手の音楽がメインストリームに舞い戻ってくることは今後ないだろう、
あるいは何らかの形で再評価され、よりブラッシュアップされた音楽なり現象が
登場することはあるかもしれないが、それはずっと何年も先の話だろう。
そういう意味でも当時のディスコ文化とか、テクノハウス黎明期とか、あるいはお立ち台とか、
全部ひっくるめて、90年代前半という空気を感じ取るにはこのCDがもっとも「ベスト」と確信する。
ジュリアナという現象を知らない若い世代にも、この疾走感はサウンドを通じて
共感していただけるものと思う。