アルカトラスは全盛期としては、あまりに短い活動期間では、あったが今でも色褪せていない。
アルバムについては、やはり前半の曲が思い入れが、強いがアルカトラスを一枚、間違いなく買うなら、このベストである。 ファーストが個人的には好きだが、バンドとしての活動、そして変化を知る事が出来るので。
レコードの時から、アルカトラスは音が良い。独特の乾いた、ハードロックとしては変わったサウンドだった。(重すぎない)
さて、このバンドは色々な特色を持っているが必ず二人のヒーローが、存在している事だ。 ハードロックは、ギターが花形とは思うが、イングウェイや、スティーブ・ヴァイのファンの方には申し訳ないけれどアルカトラスは、やはりグラハム・ボネットの、ものなのだ。
先程、書いたハードロックの定義の中でヒーローは、ギタリストがほとんどなのだが、グラハムの経歴が、それを許さない。レインボー、マイケルシェンカーグループ(MSG)を経て、正に80年代、ヘヴィメタブームの、様々なバンドから、オファーが来る、モテモテのヴォーカリスト、グラハムのバントが、アルカトラスであるのだ。
リーゼントにスーツ姿。まるで、ジェームスディーンが蘇ったと思わされた、そのルックス。レインボーの時はリッチーには、それが嫌われてたらしいが、そして二期、三期と、続くが、やはりファーストが優秀なだけにイングウェイ在籍中の、音源が、特に素晴らしい。
スティーブ・ヴァイの未来系のギターもいいが。以降、急激に落ちる感じは否めないのだ。しかし、アルカトラスのキャリアを見れるのは、このアルバムしかない。
独特のフレーズに超早弾きのギターは、これってインギーって、すぐわかるギタリストなんて、そうざらにはいない。
そんな二人のヒーローをサポートするリズム隊が、またタイトなビートを刻み、メロディーは、覚えやすくアルカトラスは、そういうバンドだ。
ロックファンでは、なくても聴ける。ポップな要素も聴きやすい。商業的ロックとも言われてきたが良質な音楽に違いない。
アルカトラスはロック史上、燦然と輝き、また燃え続けるだろう。