一読し、共感を受けた。ウォルマートの創業と経営が、どんな考えで行われたか、書かれている。吉田氏が言うよう、確かに事業は創業期に後の発展の原動力があり、面白いと思えた。いろんなビジネス書を読んだが、異色である。帯の「すばらしい仕事があるのでない、すばらしく仕事をする方法がある」ということに興味をもって買ったが、その通りに思えてきた。読んで勇気や希望を与えてくれるものは少ないが、これはその一冊。その意味で、評価は高い。サム・ウォルトンは借金で小さな1店舗から事業を始めたという。今、はやりの「二世」ではない。ドラッカーが言う「目標による経営」を実行したのがサム・ウォルトンに思えた。読んでいくと、成功原則は、サムウォルトンの創業期と変わっていない感じがする。著者は「否定な見方は、敢え、てしない」と言っている。その理由は、否定的な見方が、結局、自分の肯定であり、何ももたらさないというのは正しい。サム・ウォルトンは、いつも、社員に他店のいいところを見ろと言っていたという。相手の悪いところは、自分にとって参考にならないからという。ともかく、彼は、史上最大の事業家である。その事業家が何を、どんな考えから行ったかが分かる本である。