以前の作品では総勢25人が、全員白装束という奇怪な出で立ちのジャケだったが、今回は戦闘服姿のジャケだ。とにかく25人もいるってことで、ゲテモノ扱いされかねないバンドだが、鳴らされる音は、実にポップで「ザ・ソフト・ブリティン」以降のフレイミング・リップス直系といった感じで、外に向かって開かれている感じがとても清々しい。逆に25人のメンバーがフルに稼動している感じはないので、異様な複雑さを求めている人にとっては、ちょっと肩透かしかもしれない。とはいえ、メインボーカルに被さるコーラスの重厚さはかなりものなので、単なるフレイミング・リップスのフォロワーという感じとも違っていて、何かしら奇妙な感覚はある。
それにしても、25人もメンバーがいて、ギャラはどういう風に分配されるんだろうということが、余計なお世話だが気になった。シンプルな曲がやりたくてもできなくなるんじゃないかという懸念もある。