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ジョン・カーペンター監督が出世作『ハロウィン』に続いて放った恐怖映画。アントニオ・ベイの海辺の村に、奇怪な霧が発生。そこから現れたゴーストたちが、手に持った剣で村人たちを次々に襲っていく…。
閑散とした海辺の村、そこで行われる百年祭。灯台のラジオ局から流れるDJのトークと音楽、そして100年前に難破した船の謎。恐怖を盛り上げるための舞台装置を充分。ところがカーペンター監督は、即物的な恐怖を演出することよりも、そのシチュエーションを丁寧に描くことを優先させた。その結果、悲鳴を上げるほどの恐怖シーンはないが、惨劇に至るまでの描写の巧みさが光る知的な恐怖映画となった。光る霧がドアの隙間から侵入する映像は見る者の想像力をかきたて、ジャネット・リー、ジェミー・リー・カーティスのスクリーム・クィーン母娘の共演が期待感を倍増させる。(斉藤守彦)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『ヴァンパイア 最期の聖戦』のジョン・カーペンターが監督したSFホラー。生誕百年を祝う港町が不気味な霧に包まれ、視界ゼロの濃霧の中で次々と人が殺されていく…。ヒッチコックの『鳥』に出演したジャネット・リーと娘の共演も見所。