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人間の不完全性や、権力と自由との間に不可避な緊張関係を愚直なまでに省察しようとする本書は、単なる一過性の政治文書にとどまらない古典としての重みを持つ。マキャベリ『君主論』もそうだが、「政治論」とは即ち「人間論」であることを、まざまざと実感させられる。
憲法起草にも深く関係した同時代人の筆による合衆国憲法の解説書であり、さらに広く憲法・政治に関心のある方に参照されるべき一冊。
(もちろん現代人の目から見れば、あまりにも牧歌的もしくは予定調和的と思われるような内容も含んではいるが・・)
なお、本書は原著から訳者が内容的に重要と判断した論文を随時ピックアップして編みなおした抄訳である。その点はタイトルやカバーにも明示されて好かったのではないだろうか。
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