スミスのカバー曲で注目された1stが2001年。
カナダのインディポップバンドであるスターズは、それから地道な活動を続け、ついに本作は5作目だ。今回は自らが立ち上げた新レーベルからの作品となるが、新天地だからという気負いは全く感じられず、むしろ淡々と自分たちらしい音を追求している。スターズの音は、素朴なインディーポップにほんの少しのエレクロニックなエッセンスを散りばめるというのが特徴だが、本作でも全くその部分にブレはない。決して力強いとは言えない男女ツインボーカルが、チープとも言える飄々としたインディポップサウンドに乗って、彼ら独自のモノクロな世界観を追求している。特に新機軸があるわけでもないのに、こうやって着々と活動を続けていき、しかも何かしら心に引っかかる作品を残していることは、非常に意味あることだと感じる。