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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
真実の物語、本物の感動,
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レビュー対象商品: ザ・ファイター コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD] (DVD)
最初のシーンから、登場人物に乗り移ったかのような兄ディッキー演じたクリスチャン・ベールの演技が凄いです。「バットマン」の大富豪役とは真逆の、ヤク中になり切る。歯並び替え、髪を抜き、13kg減量も凄いけれど、フラフラと重心の高い歩き方、焦点がズレてボケた目つき、その振舞いに違和感なく説得力があります。エンドロール前にオマケ映像として本人が登場するんですが、もう、容貌も話し方もソックリですよ。カメレオン俳優クリスチャン・ベイルの面目躍如ですね。主要登場人物達の人物造形がみな素晴らしく、もちろん、主人公のマーク・ウォルバーグもずいぶん体重を絞ったようで、家族に翻弄されながらも自分を貫くボクサーぶりがカッコイイです。母親を演じたメリッサ・レオの、人をイライラさせる演技は凄かったし、お姫様俳優のエイミー・アダムスが、一転、野性的な魅力を発揮しメリッサ・レオとは好対照でした。 本作は、主人公ミッキーがボクサーとしての才能を発揮していく物語であると同時に、問題をかかえたファミリーが変わっていく物語であり、兄ディッキーが麻薬中毒から脱出する物語でもあるという重層的な構造になっています。それらが相互に深く関連しあっている描き方は脚本、演出ともに見事であり、感動を増幅させています。二人の兄弟が自分自身と闘い、過去を乗り越え、二人三脚で夢を手に入れる。 印象的だったシーンのひとつに、ある日車の中で、いつまでもダメな生活を続けるディッキーのことを母親が嘆くのですが、そこでディッキーがビージーズの「ジョーク I started a joke」を口ずさむシーンがあります。歌詞の内容は、 僕がジョークを言ったら それを聞いた世界が泣いた それが僕をからかったジョークだなんて思ってもみなかった だから僕は泣いた そしたら世界が笑った 自分は笑い物だって、もっと早く知るべきだった ディッキーの境遇とピッタリで、なんだか、胸にジーンときました。 他にも、レッド・ツェッペッリン、エアロスミス、ローリング・ストーンズのなど、60・70年代のロックが印象的に使われています。 ディッキーは弟のことを一番に思い、二人の夢である世界チャンピオンを叶えかったのに、あろうことか弟の成功を妨げていたのは、他でもない自分や家族だったんですね。 二人それぞれが自分自身と闘い、過去を乗り越え、ようやく世界タイトルマッチのチャンスを手にし、クライマックスの戦いとなります。
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ボクシングの、だけどそれを越えた感動の実話,
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レビュー対象商品: ザ・ファイター コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD] (DVD)
ボクシングの、というよりは家族の物語だなと感じた。どんなことがあっても最後にモノを言うのは家族の力。そう感じずには、いられなかった。いい映画と呼ばれる作品は数あれどストーリーと俳優がここまでマッチした作品はそうないとも思った。実話というのもすごい。家族の物語でありながら肝心のボクシングのシーンもリアルで見応えがあったこともそう思わせる要因だ。全体的によかった俳優陣、なかでもクリスチャン・ベール。その存在感は観ていてゾクッとした。女性からすると男臭くみえる作品かもしれないが気にしないでほしい。それを吹 き飛ばすだけの力は十分あるから。何か壁に当たっている方にもいいのではと思った。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
家族愛に包まれて。,
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レビュー対象商品: ザ・ファイター コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD] (DVD)
主役はミッキー・ウォードを演じるマーク・ウォールバーグですが、助演のクリスチャン・ベール共にいずれもが主演となる作品だと思います。どちらかといえば、ディッキーを演じるクリスチャン・ベールの過去の栄誉にすがり不摂生な生活を送り続けるところから、更正し、弟をチャンピオンへと成長させるプロセスが見せ所となっています。 この映画は、家族愛と恋人が支えあっている姿、それも決して微笑ましいハートフルな姿ではなく、生々しい姿で描写しているところにリアルさが伝わってきています。 家族や恋人が何らかの企みを持っているようにも感じつつも、そうではなく純粋に彼らのヒーローとなるべくチャンピオンへの道を支援しているのです。 それは、単に人生に対するかっこいいグローイングアップのプロセスや成功の道を物語っているのではなく、良きも悪しきもありながらの現実を見つめた生き方のプロセスを再現しようとしたものと思います。 タイトルの”The Fighter”といったリングでの戦いぶりを演じた派手さはあまりなく、比較的地味っぽい仕上がり、リングに上がるまでの葛藤を”Fighter”として表現したものなっているといえます。
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