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80年代、経営の実権を握ったマウリツィオ・グッチは、あまりにも安っぽくなってしまったブランドイメージを一掃し、グッチを再興しようと奮闘する。外部から人材を招き入れながら、生産から販売までの流れを効率化し、マーケティング技術を向上。新しいイメージを打ち出すために、アパレル製品にも力を注いだ。だが、会社の収益はなかなか向上せず、個人の負債も膨らむばかり。株主の投資会社から迫られたマウリツィオは、ついにグッチ株を売却し、創業家はグッチの経営を離れる。その後、グループの最高経営責任者ドメニコ・デ・ソーレ、デザイナーのトム・フォードらの手によって、グッチは再生を果たす。
95年、マウリツィオは射殺され、真犯人として元妻が逮捕された。著者は、マウリツィオは公私ともども人間関係の築き方が未熟であり、そのことなどが経営の失敗の原因ともなったと分析する。グッチ家80年の栄枯盛衰を振り返りつつ、華やかに見えるブランドビジネスの舞台裏も明らかにする。
(日経ビジネス 2004/10/18 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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