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ザ・テラー―極北の恐怖〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
 
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ザ・テラー―極北の恐怖〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) [文庫]

ダン シモンズ , Dan Simmons , 嶋田 洋一
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

大西洋から北まわりで太平洋に抜ける北西航路。その最後の部分を発見すべく、1845年5月、探検隊長のサー・ジョン・フランクリン率いる二隻の英国艦“エレバス”と“テラー”は出航した。だが、当初は順調だったものの、翌年9月には北米大陸の北で両艦は氷に閉ざされ、身動きできなくなってしまう。想像を絶する寒さの中、生き延びる道を探るフランクリンたちの前にやがて巨大な白い怪物が現われ、激烈な闘いが始まる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

シモンズ,ダン
1948年イリノイ州生まれ。小学校で教鞭をとるかたわら創作を始め、トワイライト・ゾーン誌のコンテストで一席に入選した短篇「黄泉の川が逆流する」でデビュー。長篇第一作『カーリーの歌』(1985年)で世界幻想文学大賞を受賞し、その後、ホラーやSFを精力的に発表する。『ハイペリオン』(89年)に始まる四部作は、高い評価を得てヒューゴー賞、英国SF協会賞などを受賞した。近年はミステリにも進出。コロラド州在住

嶋田 洋一
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 575ページ
  • 出版社: 早川書房 (2007/12)
  • ISBN-10: 4150411565
  • ISBN-13: 978-4150411565
  • 発売日: 2007/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 504,764位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ナオミベインブリッジ VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
「北極へむかった2隻の英国艦乗組員が突如襲ってきた恐怖の怪物と闘う」という単純かつ明瞭なホラーかと勘違いして読み始めてびっくり。まあ、ダン・シモンズだからねえ。それにしても、本作品はホラーというよりは、「八甲田山」のスケールを何倍も大きくしたような壮大な「遭難記」、それも大作です。
この2隻の船、テラー号とエレバス号は、実際に1845年にイギリスを出航したが、二度と帰ることがなかったという。数年後の数回にわたる調査によりやっとこの2隻の船の運命が判明した。そしてこの小説は、これらの史実に基づき、北米大陸の北で完全に氷に閉ざされ身動きができなくなった二つの英国海軍艦の乗務員が徐々に極限の寒さ、飢餓、そして病気に蝕まれていくさまが容赦ない描写で細かく、細かく描かれていき、仕舞にはこちらの神経もどうにかなりそうになった。
ノンフィクションではなく、小説であり、恐ろしい「怪物」も出るし、原住民の不思議な儀式なども出てはくる。しかし、怪物などでなくても、「遭難記」の部分だけで立派なホラーと呼べるだろう。
冬に読むと、心底冷えますが、作品の醍醐味を知る上では、やはり冬に読んだ方が良いと思われます。つらいけど。そして読み終えて、人間は簡単には死なず、そしてここまで追い詰められても、簡単にはあきらめないということに一種独特な感銘を受けました。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
子供のころはジュール・ヴェルヌが好きだった。「十五少年漂流記」や「グラント船長の子供たち」・・、あの冒険につぐ冒険のスリルがたまらなかった。
久しぶりにあのスリルとドキドキ感を味わえたのが、この小説。
日本の冒険小説は、墜落した自衛隊機をめぐって陰謀と戦ったり、ダムを占領したテロリストと戦ったりと、謀略小説の色合いが強く出ている。しかし謀略と戦うのなら、わざわざ辺境に赴く必要性はない。東京にいればいいのだ。
冒険とは「危険」と戦うのが本来の形のはず。
この小説では、危険な極地探検に赴いた探検隊が、あらゆる危険と戦いつつ、必死に生を求める姿が描かれる。これこそ冒険小説の王道ですよ!
19世紀の北西航路の開拓といういささかなじみのないテーマも、特に違和感なく楽しませてくれる。
久しぶりに本格的な冒険小説を楽しめましたよ。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
映画のタイタニックが一言で言えば
船沈んだ何人も死んだ
だけのことを中にいた人の状況を映すことで素晴らしい物語にしたように
全滅した探検隊の追い詰められっぷり
死に様を描く
史実をもとにした想像劇だがなぜこんなにリアルなのか?
隊員たちが戦うべきは何なのか?
巨大生物?そそり立つ氷山?
いやもっと身近なところに静かに寄り添うものだった
運が悪いで済まされない
危機的状況で冷静になんていられない
あらゆる極限状態がせまり追い詰められていく
誰も助からない希望の無い話だが
死ぬまで彼らは生きることを辞めなかった!
誰も生き残れなかった版の「生きてこそ」です
重くも読む手はとまりませんでした
阪をゆっくり下る重戦車の如きストーリー
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