ELPのCDは国内外問わず、ゴタゴタといろんな形で多くリリースされており混乱してしまう。そのほとんどが既発のマテリアルから使い回しで、全て追っかけるとすればELPの超マニアだけであろう。オリジナル、ライヴ、ベスト盤と発売レーベルが幾度か変わって出されたが、どれもあまり音質が向上してると感じなかった。自分自身はライノからのがいいかなと思っていた。
そんな中忽然とリリースされたこのベスト盤だが、過去のものの中で高音質だと思う。ジャケットも白地ですっきりしており好感が持てる。正直ELPに限らずだいたい洋楽のリイシューものはアメリカとかヨーロッパに負けるのがオチだがこれは違う。ライノ盤他よりはるかに凌いでいる。ビクターには何かしらアワードを受けてしかるべきだろう。
と褒めましたが星4つなのは選曲である。あれこれ考えて編んだのはうかがえるが、ややハンパな印象だ。「悪の聖典」(切れてない・続いていない!)や「庶民のファンファーレ」はエディットヴァージョンにして「セラヴィ」や「フロム・ザ・ビギニング」、「アフェアーズ・オブ・ザ・ハート」あたりは入れて欲しかった。ライヴ音源は敢えてオミットしたのだろうが「ピーター・ガン」も欲しいところだ。いろいろ言い出したらキリはないけれど…。
あとELPの『K2HD』シリーズのオリジナル盤を通常パッケージで再発して欲しい。
それと同社で同シリーズでトッド・ラングレンもリリースしているがELPのものより音質が劣るのはどうしてだろうか?ぜひ善処願いたいところです。