シングル曲を集めた"THE SINGLES"も良いけれど、こっちの方が、値段が高いだけあって、シングルカットされなかった名曲が満載。歌のジョー・ストラマーは英国の自宅で心臓疾患でなくなられた今、再結成は無い。その意味で貴重な曲がふんだんに盛り込まれていて、特に1枚目は、超秀逸。これだけで、クラッシュの魅力は理解できる。2枚目は、初期の作品が多く、ややいただけないが、秀作。これからも、オムニバス盤は出るだろうけれど、お金があれば、オリジナル・アルバムを集めた方が、全部聴けて、パンクキッズの紅涙を流させることは必至。
パンクブームの時、私は中学生でクラッシュは一般受けを狙った平凡な「ロンドン・コーリング」くらしか知らなかったし、来日コンサートは、大学受験で行けなかった。アメリカでクラッシュ人気に火がついたのは、最期のアルバム以降らしいが、政治的内容の歌詞が問題で,各レコード会社、イチオシしなかったんだろうと思う。編集版ながら、一曲目から飛ばしている楽曲を演奏するクラッシュ。解散後は、ミックが、B.A.D.として、活躍するも、第2作の楽曲「No.10 Upping St.」が秀逸な以外、解散後のメンバーの作品は、同じグループかどうか、疑問を持つくらい、曲に恵まれていない。ジョー・ストラマーのソロのバンドの曲も、別人のようなできで、いただけない。しかし、全ての彼らのベスト盤、オリジナル盤の中では、一番初めに買うべきアルバムがこれ。当時はビデオがそれほど普及されてなかったので、映像見たさに、都立大の学園祭に行き、8mフィルム盤の映像を見たことあったが、当時それしかなかったけれど、全身が熱くなるのを感じた。映像のあるのは「This is Video Clash」が入手できれば、そっちでも良い。しかし、スタジオ録音は素晴らしいが、海賊版のライブ盤CDは、壊滅的な音質・映像・演奏なので、買わないように。毎日聴いても半年は絶対に飽きないから,まずいきなりこのCDを買って、その後にアルバイトなり、お小遣いをためたりして、ベスト盤中心に集めていくのもいいかも。オリジナル盤も凄く良いけれどね。僕はもう24年間くらいのファンですが、このベスト盤は、買ってからほぼ毎日のようにこのCD聴いてます。ビートルズやストーンズなんて、古過ぎて中年しか聴かないですが、クラッシュは、若い人もきっと気に入ると思う。ロックのノーベル賞があれば、間違いなく、クラッシュは受賞しますね。ロックの殿堂入りは、されているらしいけれど。こんな凄いアルバム聴けて、若い人がうらやましいよ。