メガデス名義だが、実質デイヴのソロのようなものなので購入を控えていましたが、各誌の高評価に負けてやっと聴きました。
素直な感想は、非常にいいアルバムです。これだ!っていうキラーチューンは無いんですが、つまらない曲もほとんど無い。聴けば聴くほど味のあるスルメ的アルバムだと思います。私もリピートしている度にどんどん評価が上がってきました。
このアルバムに対して様々なところで、全盛期のメガデスが復活したって文字を見るんですが、私はそれほどは感じませんでした。
確かに、緊張感のあるインストパートは全盛期のそれに近いです。2nd~4thの頃を思わせるアグレッシブなGリフやプログレばりのひねくれた曲展開は随所にみられるんですが、後期の歌メロ主体のサウンドも失われていない。今までのメガデス・サウンドがバランス良く消化された感じで、これはこれで完成されたスタイルなのだと思います。
まあ音楽的に昔に戻ろうが後期のメロ展開が残っていようが、それはどうでもいいことで、このアルバムで聴ける音楽はまぎれもなくメガデス・サウンド。純粋にカッコいいHMであることには、違いありません。
とにかく、デイヴの作り出す個性的な音楽は、アクが強く少々マニアックな面もあるのだが、これだけ多くの人を惹きつけるということは、やはり天才なんでしょうね。このアルバムを聴くと、今後の彼の活動にも期待させられます。