2011年にリリースされたアルバム
Regenerationも再結成後の現メンバーでの往年の再現アルバムでした。
その出来は昔の音に忠実にしかし良質にアグレッシヴに進化している感じでしたので、それをさらに壮大にしたような
STYX最高潮のアルバム2枚を完全再現するライブ映像ということで、かなり期待していました。
Grand Illusion('77) / Pieces of Eight('78)といえば「スターウォーズがブームになり、月面着陸の熱冷めやらず…」
と、時代背景の説明がDVD冒頭にSF映画のように流れて気分を盛り上げてくれます。
会場はシックな劇場型で、このままParadise Theatreまでやってほしいゴージャスな雰囲気です。
トミーが加入し、黄金時代のメンバーとなったのがCrystal Ball('76)ですから、あえてそこからカウントすれば
2枚目と3枚目、というまだ30歳前後であるバンドの無限なエネルギーに満ち溢れた時代だったんですね。
(その後3枚のアルバムを経て解散となるわけですが…まだこのころは亀裂なんて無かったんだろうなぁ)
唯一のオリジナルメンバーであるチャックが少ししか参加していないのは、体調のせいでしょうか。
御歳60前後というのにフルパフォーマンスしてくれるJYの方がすごいのでしょうね。
高音は少し無理そうですが、JYのボーカルの曲はここぞとばかりに炸裂してくれます。
トミーだけは時が止まったかのように声も変わらず若々しく美しい!二人のギターも流石の円熟の域。
ドラムスのトッド(新メンバー)は40代と若いし超超超絶ドラマーで頼もしい限りです。
ベースのリッキー(新メンバー)も若そうなイケメン入れたな…と思ったらトミーと同い年ということでそれもビックリです。
そしてデニス枠のローレンス(新メンバー)は、一番やんちゃに動いてました(笑)
かつてはピンクの肩パットスーツにきちんとパーマのデニスが背筋を正していたところに、
黒皮ジャンぴたパンツ&ブーツで腰フリフリのローレンス…ギャップがあまりに新鮮です!
最後はちゃんと現代ならではのCG映像もコラボして感動のフィナーレとなります。
長くなりましたが個人的にハイライトは"Blue Collar Man (Long Nights)"で観客も大盛り上がりの後、
JYがトミーを称え、この曲が現代に持つ意味を語ってくれるところです。
今までのライブ映像では決してやらない曲も満載で、素晴らしいです。
このコーラスと演奏の厚みを今までSTYXを知らない方にも是非体験していただきたいです!
※ボーナスの30分映像は、ほとんどツアークルーのよもやま話でした。まぁいいけど☆