批判的なコメントにかえって興味を覚え、本日ジュンク堂にて立ち読み、数秒で購入を決めた。これは小生には珍しいことである。ここ40年ほどの間に出版されたカナリア専門の飼育書は「宗こうすけ」なる人のものがあるくらいで、残念ながら現在の目でみると著しく物足りぬもの。まずはカナリア専門の飼育書の登場自体を喜びたい。永年のカナリア飼いとして、各章ともなるほどと思わせる読みごたえある内容であるが、これは著者の幅広い視点と深い学術的思考、そして愛情と経験ゆえであろう。単なるカナリア・マニアの視点に堕していないのが何よりも嬉しい。良質な書を世に出した出版社の見識に敬意を表したい。