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一方、うさぎの医学のページでは、獣医による健康チェックがどのように行われるか、写真入りで説明している点がよい。最近、ようやく意識的に研究されるようになってきたEzについての解説も、他の飼育書には類を見ないものである。具体的な病名とその治療法だけでなく、うさぎの血液生化学参考値表や、歯の仕組み、消化管の仕組みも、わかりやすく図解されている。
それだけではない。いざという時の災害対策や、人間とうさぎとの関わりの歴史についてまで触れていて、これまでの飼育書に不足していた事項をほとんど補っているような本といえる。ただ一つ欲を言えば、うさぎの医学では、「膿瘍」についての情報がもう少しほしかった。
すでに『はじめてのうさぎ』(どうぶつ出版、2002年)などで高い評価を得ている著者の、うさぎと飼育者サイドに立った姿勢で、徹底したリサーチに裏付けられた新刊書である。優良飼育書として、ぜひとも、広く普及させてもらいたい。
「うさぎと人間との歴史」の章は、日本のウサギブーム、昔のウサギ飼育法などの内容で楽しい。
その他病気や基本の飼育方法については、初心者の方が知っておくべき程度の内容になっているので、ウサギに詳しい方は物足りないかも知れない。
「総合飼育書」としては、今現在売られている本の中ではトップクラスの内容。ウサギを初めて飼う方は必読していただきたい。
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