(1)コードやメロディーが一般的に演奏されているものとあまりにも違う曲が多い。
(2)一般的に演奏されている曲で収録されていないものが多い。
上記の2点は、皆さんが指摘されている通りと思います。
しかしこれに類したフェイク・ブックがこれまで日本では発売されていなく、
サイズや曲数、価格のバランスの良さで、ここまで普及したのでしょう。
このようなタイトルで出版することに疑問は感じるものの
(1)については、スタンダード曲を著者がどのような解釈をしようが自由であり、
(2)についても、どのような選曲で出版しようが著者の自由だ、と思います。
問題は最近、日本全国のアマチュア向けジャム・セッションが
この本を唯一の題材としている傾向が強いことです。
少し経験のある方なら、この本には違和感を覚える曲が多いと思います。
著者ご自身も前書きの中でこう記しています。
「メロディやコード、テンポが原曲と違う部分があるかと思います。
リズム・パターンやテンポはあくまでも参考程度にしてください。」
今や入手可能なフェイク・ブックはほかにも色々あるのですから、
参加者全員が同じ本を持っている必要はありません。
各自が演奏したい曲の楽譜をコピー配布、演奏後に回収してもいいのです。
これからジャズを始める方たちのためにも、
この本がなければジャム・セッションに参加できない状況は改善すべきと思います。