日本代表に就任した、ザッケローニ監督の本。ただ、ウディネーゼでブレイクした1997-1998シーズン終了時点までの内容です。それに、ACミランでスクデットを獲得した直後の簡単なインタビューが番外で加わえられている。
SBで起用されたが当時としては斬新なサイドの動きを試みてレギュラーから外されたときの悔しい思い出や、ペンション経営をしていた両親について触れている若い頃のこと。セリエC2、C、Bで監督を務めたときの数々の苦労と経験。その中で得た自身のサッカー哲学や一緒に戦った選手達。マンマークとゾーンディフェンスの違いを工場のラインに例えているところもある。ザックの代名詞となった3バック導入の経緯についても言及している。また、巻頭と途中に写真が何枚か入っている。
これを読むと、イタリアという国は隅々までサッカーが浸透しているんだなと改めて思う。また、サッカーの話題を通じて、ラテン系の文化についても、ところどころ実感できる。
確かにザッケローニの哲学が披露されているところもあるが、かなり薄い本である上、中身がウディネーゼ時代までなので、3つ星。