30年ぶりどころか初見となるエピソードを見れるのはうれしい限り。
今のところ18話までと、最終回Bパートのみをつまみ食いして見たところ。
35mmフィルムを使用していたとは初耳ですが、リマスターを差し引いても画質の良さは特筆物。
音声もクリアで、この時期のサンライズ作品としては異質なクオリティといえる。
悪い悪いと言われていた作画もばらつきはある物の苦になる程では無いし、
情感、力感等は昨今の作品と比べて見劣りしない画も少なくない。
キャストも実に芸達者が集まっているし(トベの二瓶正也氏の違和感の無さ!)
音楽も宮内國郎、冬木透の共作は(再編集映画以外では)この作品のみで豪華この上ない。
脚本もシンプルかつバラエティに富んでいて、ウルトラマンとして初めての原点帰りは
意外にも却ってアニメとなる事によって成功していると言っても良い。
中盤以降は一転スケールの大きなスペースオペラへと展開していくのは周知の通りだが、
これについては、メインライターである吉川惣司氏の資質が大きい。
インタビューからは辛辣な言葉はあるもののプロとしての矜持を強く感じさせられた。
氏によれば、実写作品に欠けていた部分を描き出した自負もあり、それは実作品(特に最終章)に結実している。
「アニメだからウルトラマンではない」というのは偏狭な偏見でしかない。
「アニメだからこそ描き得たウルトラマンの本質」もあるのを実見して感じて頂きたい。