週末、新聞を開いたらこの本の広告が目にとまりました。
実は対面に同じようなテーマの書籍の広告があり、
正直そちらのほうが目立っていたのだが、
そちらさんは「御社の労働条件は恐ろしいほど
好条件です!」と煽り、
まだまだ人件費はカットできますよ、というニュアンスにとれる。
そもそも現状、労働条件って恐ろしいほど
好条件か?と疑問も持った。
経営者の考え、取り組みと従業員の間の歪が
あるほど賃金未払いの問題や訴訟が発生するものなのではないか??
などなど気になったので両方購入し
休日と今日の通勤時間、昼休みで読み比べてみました。
結果的に社長も社員も幸せになる道を伝えようとしているようで
読んでみると両方とも、そう煽ったものではないことに気付く。
しかし、こちらの「サービス残業という地雷」は
こんな就業規則や社風は要注意、と
喚起を促しながら訴訟の事例等も掲載されている。
弁護士の著者が
「訴えられたら、こんなリスクが発生します」と
事実を坦々と綴り、社労士の著者が
「そもそも訴えられないために
経営者(労務担当者)は何をしたら良いのか」、
「地雷を踏まない」ためのノウハウを教えてくれる。
新書なので読みやすくまとめられているため
通勤時に読むのにも向いている。
会社を黒字化させることが難しくなると
どうしても従業員にとって条件が不利益に
感じられることもあるが
条件云々、退職や訴訟に発展する前に
経営者と従業員の
コミュニケーションをうまく
とることができれば「地雷」は回避できるものという
ことがよく伝わってきた。
「労務管理」関連の本のなかでも
弁護士&社労士の共著は珍しい気がするが
互いの領域をうまく書き分けられているので
分かりやすく説得力があったので
星5つとしました。