そこそこではダメだ。最高のサービスを身につけよ!
きみが今まで経験したなかで、一番すばらしいサービスのことを思い出してほしい。
それは、忘れられない経験のはずだ。自分は特別で、好かれている、いや愛されていると感じさせてくれたのだから。
すばらしいサービスを受けると、いい気分になるのはもちろん、寛大な気持ちになる。それに、そのことをつい周囲に話してしまう。
人は「最高のサービス」や「最低のサービス」についてだけ話題にするものだ。クレームがないからといって安心してはいけない。
不満があっても単に「あなたの耳に入らない」だけなのだ。不満足なサービスを受けたのに、何も言わなかったことが今までにどのくらいあったか、思い返してみてれば、分かるだろう。
本音を伝えてすらくれないのが現代のお客様なのである!
最高のサービスというと、さぞかし大変に聞こえるかもしれない。本当にそこまでする必要があるのか疑問に感じる人もいるだろう。
「五つ星ホテルならともかく、普通の会社に勤める自分が、なぜそこまで努力しなければいけないんだ。
三つ星の金額には三つ星のサービスで十分じゃないか」と思うかもしれない。
ホテルとはまったく無縁の世界に勤める人に、最高のサービスは関係があるのか。もちろん大ありである!
知識を行動にうつせ!サービスは実行してこそ意味がある。
目標を実現したい、人脈を広げたい、出世したい、もっと稼ぎたい、とにかくもっと自分を高めたいと思っているなら職種は関係ない。
現代は、サービスを学んで実践することが重要な時代なのである。
では、最高のサービスを身につけるには、どうすればいいのだろう。読み進めていくとすぐにわかるが、この本には何も難しいことは書かれていない。
それはシンプルなことこそ大切で効果があるからだ。
実際、あまりに簡単で、わざわざ書く必要があるのだろうかと思うようなものまであえて書いている。
しかし、その簡単な方法を当たり前に実行している人が周り何人にいるか探してみてほしい。
「そのやり方は、知っていました」と言われることは多い。
そう言われたときは必ずこう聞き返す。
「さすがですね。それで実際にやっていらっしゃいますか?」
本書のもっとも大切な秘訣は知識ではない。実行することである。
本書では、さまざまな業種の事例をご紹介している。自分と違う業種の例を、「自分の仕事ではどう生かせるだろうか」と考えながら読み進めるのである。
こうした読み方をすることで、すばらしいサービスがきみの習慣として定着するだろう。