本書は、サーバーの負荷分散技術(SLB:Server Load Barancing)の解説書である。SLBのコンセプト、SLBのしくみ、そしてパフォーマンス指標の解説ののち、フラットベースSLB、NATベースSLBのアーキテクチャの解説、そしてロードバランシングを行うスイッチ製品であるAlteon WebSystems、Cisco CSS、F5 BIG-IP、Foundry ServerIronシリーズの設定方法を解説している。設定方法としてはコマンドラインインタフェースの説明、セキュリティ設定、フラットベース/NATベースSLB設定が述べられている。
しかし、スイッチング製品以外でのロードバランシングの手法は述べられておらず、また、クラスタリングやキャッシュサーバなどの技術についても除外されているので、純粋にハードウェアによるSLB技術に特化された内容であるといえる。
SLBのトポロジーの解説が充実している点と、ロードバランシングを行うスイッチベース負荷分散機器の解説が行われている点は、さすがにしっかりしている。SLB技術の解説書としてうまくまとまった1冊といえるだろう。(斎藤牧人)
(日経オープンシステム 2002/02/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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今後アクセスネットワークの広帯域化に伴い、質の高いコンテンツが提供されるであろうが、情報提供するコンテンツサーバに求められるパフォーマンス、機能は大きいものとなるだろう。サーバサイドにおける負荷分散技術がますます重要となり、注目を浴びるであろう。
ただし、実際の環境に即した最適化という部分では、やはり個々の環境に依存する部分が多いため、詳細には触れられていない。そういう情報はやはり英語版のマニュアルを熟読するほかないようである。
また、SSLなどの処理については日進月歩の部分があるため、内容的には追いついていない部分も見受けられる。
とはいうものの、技術的評価などを必要とするプロマネ・クラスの人たちには大変役立つに違いない。意外とこのような体系的な概略本は少ないからである。
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