この手のフェライトコアは、ノイズ発生源に用いるのではなく、外来ノイズの誘導対策に用いるのが本来の用法です。
したがってノイズ発生源のような、強いノイズを抑え込むことに対しては効果は期待できないと思ってください。
誘導ノイズ対策では、コモンモード・ノイズに対しては、ツイスト・ペア・ケーブル自体が自己防御の特性を持っていますが、それ以外の誘導ノイズについては、フェライトコアによる減衰がある程度の効果を発揮することがあります。
したがって、フェライトコアを取り付けるのは、信号の出入り口となるコネクタ直近部位になり、双方向通信ケーブルではケーブルの両端部2か所に取り付けるのが基本です。
私は家庭内LANの接続ケーブルすべてにフェライトコアを取り付けています。
しかしフェライトコアもすべての誘導ノイズに対応できるわけではなく、パルス性の強いものについては比較的効果が高いようです。
このように100%の効果はもともとこの手のフェライトコアに期待はできませんが、気休め程度には働いてくれるぐらいの気持ちでいる必要があります。
それでも精神衛生上の問題としては一通りの対策は取っておくべきだと思います。
本製品は、標準的なLANケーブル(カテゴリー6)の径ぎりぎりの大きさで、取付自体は挟み込むだけですが、かなりの力が必要でプライヤーなどで挟み込むようにしないと、素手ではチョッときついです。また、小型なのでハブに隣接してつないでも邪魔になったりしません。
手軽な外来誘導ノイズ対策として、使用をお勧めします。