私の場合は PC 入力以外に前面入力端子と MIC 端子があるので本機を選び、複数の機器を接続して、期待通りとても便利に使っています。
音質に関する議論は読み飽きたかも知れませんが、たぶん不満を述べられている方は本機を直接音響機器や PC に繋いだ時の「すっぴん」の出音が「自分の好みではない」と思われたのではないでしょうか。
その通り、このスピーカーは内蔵アンプを含めた周波数特性に非常に特徴的な癖があり、人によっては高音が物足りなく感じられても仕方ないような物です。
しかし、単体で十万円を超えるような高級オーディオ用の 3-way スピーカーにもアッテネーター(まあ、イコライザですね)が付いています。最近の MP3 プレーヤーなら BASS と TREBLE 程度の調整機能(単なるハイパスフィルタとローカットフィルタでしょうが)は付いていますし、WindowsMediaPlayer ですら拡張設定としてグラフィックイコライザが備わっています。本機はこの価格と大きさですから、それらが搭載されていないだけです。
本当に欲しい音があるなら音源側の音質調整を頑張るべきです。そしてこのスピーカーの素晴らしい所は、本来不得手である高音であっても、その部分を強調するようにイコライズされた入力があれば割れることなくきちんと鳴ってくれる所です(元来小口径のスピーカーは高音の方が得意なのですから当たり前ですが)。
何の調整も無く「原音に忠実な音が出ないとダメ」という方は、こんな安いスピーカーに文句を付けるべきではありません。そもそも「原音」って何でしょう。他のオーディオ機器で聴いた音の方が原音に近いという保証などありません。結局は好みでしか語れないのです。
デフォルトでは足りない領域も持ち上げてあげればちゃんと再生できるこのスピーカーは、まさに「やれば出来る子」だと思います。
但し、音源側でそのような音質調整を施した場合、ヘッドホン端子から出て来る音は不必要に高音が強調されたまるで違うイメージの音になる可能性はあります。私はかなり大きな密閉型ヘッドホンを使用していますのでそんなにギャップはありませんが、イヤホンを使用される方は注意と覚悟が必要です。
また、他の方が指摘されているように、本機のボリュームつまみは、小さすぎるだけでなく内部の可変抵抗器の品質のバラつきが激しいようです。私の場合は左右のバランスには問題ありませんでしたが、音量調整する際にガリノイズ(と言っても紙のこすれるような音で我慢できない程ではありません)が早期から発生しました。これは実際には PC と連動させて電源コンセントそのものを ON/OFF しているので、普段問題になることはありません。
更に、私は気になった事がありませんが、大音量の時にノイズを感じられる方は、電源ケーブルと入力ケーブルにマグネットのノイズフィルタを付けると軽減されるかも知れません。また、これらのケーブルを折りたたんだり巻いたりした状態で使用していると、それがアンテナのようにノイズ(PC 周辺はノイズの嵐です)を拾ってしまう事にも注意されると良いでしょう。
最後に、かなりの方がご不満な「明るすぎる青色 LED」ですが、私はその上に黒いビニールテープを貼り付けてしまいました。点灯しているとうっすら透けて見えるので全く不便はありません。貼っても目立たず外観を損ねるという程でもないので、お困りの方は試されてはいかがでしょうか。