ミュータント、ゾンビ、ヴァンパイア等々が街を徘徊し、それを国家も監視している世界
というのは、これまでも幾度となく小説や映画で描かれており、結構楽しめる
作品も多かったのではないかと思っている。
本作ではそれが、天使・悪魔・魔法使い・天使と人間のハーフ等が入り乱れて
混在している世界となっている訳で、上記の様な作品を楽しめた人には
この舞台設定は特段違和感はないでしょう。
そこに11年間地獄で剣闘士として、悪魔や怪物や、悪魔の将軍までおも殺し続け
地獄でその名を轟かせた魔法使いの男が自分を地獄に送った魔法使い達に復讐
する為に戻ってくる。
それも地獄で幾つかの武器を調達した上で。小生にとっては結構ワクワクする
設定です。
ただ、中盤ぐらいまでは、ジリジリしてしまった。何故なら、そんな地獄の
怪物を11年間も殺し続けた不死身の”超”怪物のはずなのに、11年振りの人間社会に
中々適合できないのか、結構地味な暴れ方しかしないんです。そろそろ爆発か?
と期待すると<もうちょっと、身体が回復してから>と自重してしまうのには、
思わず後ろから後押ししたくなったぐらい。さらには情にも厚いところがあって、
結構それに足をひっぱられたりしている。11年地獄にいて、血も涙もない男に
なったんじゃないのか?とこれも突っ込みをいれたくなってしまった。
しかし、終盤これらのイライラを一気に吹き飛ばす暴れ方を、新しい相棒と
やらかしてくれ、おまけにオチもちゃんと用意されており、結構計算された
作品だと感じた次第。
天使にも悪魔の親分にも貸しをつくった終わり方で、新しい怪物の相棒も
用意されており、本当に続編は期待出来ると感じている次第。
余談>これ、本当に映画「コンスタンティン」を彷彿とさせる。