驚異的なペースで重賞ウイナーを輩出し、瞬く間に日本の競馬を席巻し、瞬く間にその額の流星のようにこの世を去っていった大種牡馬サンデーサイレンス。
「次はどんな馬を出してくれるだろう」と毎年期待させてくれた。サンデーファンとしては、もっと何世代も見続けていきたかった。
サンデーサイレンスは、ただ勝利数などの数字がすごいだけではない。
ディープインパクト、サイレンススズカ、ステイゴールド、ビリーヴ、ゴールドアリュール・・・。
強い馬、速い馬、個性派、短距離、ダート。これほど多岐にわたる産駒を輩出する種牡馬は空前絶後といえるのではないだろうか。
表題作の「サンデーサイレンスの奇跡」では、サンデーの凄さを記しただけではない。
「サンデーサイレンスの死は生命体としての条理だったのではないか」というサンデーの関係者の言葉を元に、サンデーサイレンスの死がもたらした影響、死の意味にせまる。
本書は、サンデーサイレンスの他、ノーザンテーストやウオッカ、山田泰成騎手など、人馬のドラマを収録している。