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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
アジアとは、日本とは,
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レビュー対象商品: サンダルの国 (単行本)
著者の1年間にわたるアジア旅行日記。それだけならよくある本だが、この本では、出会った人々の暮らしぶりや生き方を通して、その国の内情、歴史を探ることにページが割かれている。 書中で列挙する人々を、著者は「アジアの友人たち」と言うが、実際には著者は彼らを冷めた目で見つめ、過剰な友情を抱かない。それは、著者が個々人ではなく、「アジア全体」を見ようとしている「旅人」だからだ。 書名となっている「サンダル」は、薄汚れ、日に焼けた足を露出する履き物であり、欧米よりも「劣った」アジアを象徴する。しかしそのエネルギーは、過度に成長し行き詰まっている「靴の国」欧米・そして日本を凌駕する。 著者が彼ら「アジアの友人」を冷めた目で見るしかないのは、著者が靴の国の人間だからだろう。終章では、同じ日本人たちが「サンダルの国」でエネルギーを享受し今後の生き方を変えようと努力する姿が紹介されている。同じ日本人だからか、同情も伺えるところが興味深い。「日本人よ、がんばれ」というメッセージは、日本人全体へも向けられている。 日本も少し前までは「サンダルの国」だったことを思い出させてくれる。
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