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サンダカン八番娼館 (文春文庫)
 
 

サンダカン八番娼館 (文春文庫) [文庫]

山崎 朋子
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第4回(1973年) 大宅壮一ノンフィクション賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

近代日本の底辺に生きた海外売春婦「からゆきさん」をたずね、その胸深くたたみこまれた異国での体験と心の複雑なひだとをこまやかに聞き出す。底辺女性史の試みに体当りした感動的な大宅賞作品
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 438ページ
  • 出版社: 文藝春秋; 新装版 (2008/1/10)
  • ISBN-10: 4167147084
  • ISBN-13: 978-4167147082
  • 発売日: 2008/1/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 11 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
実は、中学か高校の頃にはじめて読んで、それ以来、手にとる度に、条件反射的に涙がこみ上げてきてしまいます。作者とおサキさんが出会うシーンだけで、もういけません。
勿論、本書は読者を泣かそう泣かそうして書かれた本などでは決して無く、近代日本史の中に隠された底辺部の女性たちの姿を真摯に捉えたドキュメントです。

おサキさんの哀しい過去に涙するわけでもなく、現在の貧しい生活に涙するわけでもありません。人と人との接し方かな。人の寂しさかな。いたわりとか、思いやりとかなのでしょうか。・・・ 未だに良くわからないでいるままなのですが、おサキさんの、セリフ、人となりに触れると、もうこみ上げてきてしまうのです。

このレビューは参考になりましたか?
36 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
インターネットや自費出版など執筆をする人が増えていますが、書くことの責任や痛みや志し姿勢などすべて参考になると思います。発表の場が多くなればなるほど匿名に自己責任を隠したり裏付ける充分な情報もなく憶測を流したりしがちですが、物を書き発表するということはこの本を手本にして欲しいと思います。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Rick
形式:文庫
『無縁からゆきさんの墓をはじめすべての墓が、サンダカン湾の方を向いて――つまり日本に背を向けて建っているのに気づき、その事実に、彼女たちの本心を聴いたように思ったからである。』

『彼女たちにとって日本とは、人生の基本となる幼少期をすごしたところとして心情的には懐かしいけれど、しかし本質的にはむしろ憎悪すべき対象だと言わなくてはならない。』

『木下クニは日本へ帰ろうとせず、生前にみずから作らせた墓石を日本と正反対の方角へ向けて建て、他のからゆきさんたちのそれもまた、同様の方角を向いて建てられることとなったのではなかったか。
 わたしには、寄るべを持たぬ無数のからゆきさんたちの霊のために建てられた墓のサンダカン湾に臨み日本に背を向けている姿が、祖国日本にたいする彼女らの固い拒絶のように感じられた。』・・・

有名な個所ですが、山崎朋子氏が言うような、「からゆきさんたちが揃って日本を恨んで、日本に背を向けていた」という事実(根拠)はどこにも書かれていません。逆に、彼女たちは、日露戦争に際して献金したり、毎年、正月には皆で集まって皇居に向かって遥拝したりしています。 景色の良いサンダカン湾に向かって墓を建てるのは単にごく自然なことであったのではないでしょうか。

根拠もなく、「からゆきさん達は日本を憎悪していた」という勝手な解釈を付加するのは、からゆきさん達に対して失礼な話です。また、「日本は東南アジアを侵略した」との歴史観が所々に出てくるのも問題のあるところです。

そもそも、からゆきさんを階級闘争史観で捉えようとするところに少々無理があり、そのことは、この本の史料価値をかえって貶める結果となっています。

また、山崎氏がからゆきさんのアルバムから写真数葉とパスポートを盗み取ったのは研究者としてはやってはならないことです。

森崎和江氏の『からゆきさん』に比べると、上から目線になっているきらいがあり、からゆきさんを親身になって理解したというよりは、山崎朋子氏が自身のイデオロギー表明のためにからゆきさんを利用した形になっていて、これは残念なところです。

からゆきさんについて書かれた大事な史料の一つなのですが、上記の点は考慮して読む必要があります。
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興味深く読ませていただきましたが、なかなか重いものでした。
投稿日: 8か月前 投稿者: chikochiko
やっぱり良いと思った。
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投稿日: 9か月前 投稿者: 虹蛇
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ルポライターとしての自覚がない
著者はルポライターとしての自覚をお持ちなのでしょうか?
とくに取材対象の人物がいないすきにアルバムから写真を失敬する行為に驚愕しました。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/26 投稿者: TACCHINI
取材方法に問題がある
著者はルポライターとしての自覚をお持ちなのでしょうか?
とくに取材対象の人物がいないすきにアルバムから写真を失敬する行為に驚愕しました。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/14 投稿者: TACCHINI
おサキさんの赤ん坊のように無垢な心
近代日本の貧しさや女性差別の犠牲者・・・ともいえるおサキさん。しかし想像を絶するような過酷な人生を送ってきたにもかかわらず、彼女が保ち続けている赤ん坊のように無垢... 続きを読む
投稿日: 2006/12/18 投稿者: リンドバーグ
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