もっと大きい、A4サイズくらいを想像していたので、届いてびっくり、「あら、小さい」。手のひらサイズのガイドブックのような装丁で、ビニールのカバーまで付いています。これ、本屋さんの棚に並んでいたら目立たないだろうな。クリスマス関連本って、もう目立ってナンボですからね。赤や緑を多用するのは当たり前!表紙で勝負!みたいなとこあるので、こういうシンプルで控えめな本は逆に新鮮でいいですよ。
著者のパラダイス山元さんて、マン盆栽の方ですよね?なんでまた・・・公認サンタクロースになど、なろうと思ったんだろう?って、ちょっと気になってしまったのがきっかけで、手に取ってしまった本書。クリスマスの意味とか、存在理由とか、なにか腑に落ちないで毎年過ごしてしまっていることに「これでいいのか?」と思ったことのある方にはオススメします。従来、この手の本を書く著者って敬虔なキリスト教徒であることが多く、宗教色の強いエピソード満載で、正直言って「うちはキリスト教徒じゃないし、実家には仏壇あるし、そんな話聞かされても・・・」って思いながら読んでいませんか?私はそうです。だからこそ、パラダイスさんのような「普通のおじさん」が書かれたクリスマス本の方が、素直に身構えずに読めます。
中身はかなり盛りだくさんで、世界のクリスマスグッズを比較していたり、リースやオーナメントの作り方、北欧の定番「ジンジャークッキー」「ライスプディング」のレシピまで載ってます。「クリスマスの正しい過ごし方」っていうのは、無神論者やキリスト教以外を信仰している人には適用されないので、「あってないようなもの」だと個人的には思っているのですが、本書にある「日本人しかやってない、おかしなクリスマス」という指摘は、「もう今さら引き返せない習慣」になっている事ばかり。苦笑いしながら読むしかありません。日本でのクリスマスは、宗教的な行事というよりバレンタインデーなどと同じ位の意味しかない、「商業的に盛り上がる日」でしかないのだと再認識しました。それでも楽しければいいじゃない!と思う人と、ちょっと今年から考え直そうかな?と立ち止まる人、本書を読んだ方は2通りに分かれそうですね。