最初は、小さな無人島に多くの建築物や教会があるのが謎だったが、次第にここが聖ニコラオス(サンタクロースの原型)という聖人と結びついた場所だったことがわかってきた。やがて調査団が組織され、発掘がおこなわれ、美しいモザイクが発見される・・・。
発掘の成果がわかりやすく紹介されているとともに、海外での考古学調査のやり方、調査団員たちの毎日の暮らしなどがエッセイ調で書かれており、楽しく読める。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
こんな調査をしてみたいと思わせる本です,
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レビュー対象商品: サンタクロースの島―地中海岸ビザンティン遺跡発掘記 (単行本)
薦められて読みました。
ビザンティン美術史の学術的な遺跡調査に関する本ですが、「いかにも偉い大学の先生が、小難しい小理屈で物事をできる限り複雑でわかりにくく書いている」といったような本ではなく、実際に、大学の研究者がどのような調査を行っているのかについて、具体的にわかりやすく書いてある本です。 トルコで調査が行われているのですが、海外の常として、日本のように物事がスムーズには行きません。事務処理や書類手続き、さまざまな交渉ごとの中で、いろいろな悶着が起きたりもします。 こうした状況の中でも、意見の合わないこともなくはないとはいえ、現地のスタッフの協力を得ながら、ベテラン教授から若手の学部学生までさまざまな年齢の、理系も含めたいろいろな分野の研究者が、共同で遺跡の調査、発掘を行い、多くのものを発見し、成果を挙げていく様子を読んでいると、「こうした学術調査をやってみたい!!」というような気にさせてくれる本でした。 ビザンティン美術史に限らず歴史学や考古学に関心のある方、また、さらには、学術、研究など知的生産活動に関心のある方、あこがれている方、実際に携わっている方などが読むと参考になるのではと思います。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
心に夢を持つ人たちへ,
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レビュー対象商品: サンタクロースの島―地中海岸ビザンティン遺跡発掘記 (単行本)
発掘とかいうと、むずかしい研究というイメージがありましたが、この本を読んで、「研究者」といわれる人たちへの見方が変わりました。
彼らが何をめざして海外調査をはじめたかということから、見つけた遺跡がサンタクロースと関連しているところだということが段々に判明してくる様子、それに発掘資金をどうやって調達するか、調査団の人たちが海外でどんな生活をしているか(かなり質素!)まで、わかりやすい文章ととてもたくさんの写真で、まるで調査に参加しているように伝わってきます。 考古学や歴史が好きな人にはもちろん、心に夢とロマンを持つすべての人におすすめできる本です。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一気に読みました!,
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レビュー対象商品: サンタクロースの島―地中海岸ビザンティン遺跡発掘記 (単行本)
サンタクロースの起源が聖ニコラオスであることは知っていたが、聖ニコラオスが「聖ニコラオス」となっていくまでの歴史についてが非常に興味深かった。本調査は、日本人による海外調査・発掘の稀少なひとつでその成果は欧米の研究者に問われてしかるべきものであるが、平易な文章で一般の読者、学生らにわかりやすく記していることは、特筆に価する。かなりのボリュームがあるが、写真が多く、読みやすい。帯はは青池保子氏によるもので、そのアイデアも素晴らしい!お勧めです。
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