「いたずらっこリスト」から外してもらおうと成長していく子どもたちを描いた絵本。ともすれば教育的な内容になりがちだが、軽快な文章とイラストがそのにおいを消している。「リサとガスパール」シリーズの翻訳などで知られる石津ちひろの訳も、読んでいて心地いい。そしてイラストのユーモラスさが何といってもこの絵本の魅力。トナカイがラグに寝そべってテレビを見ていたり、野原を闊歩(かっぽ)する得体の知れない動物がいたり。壁の落書きや散らかったおもちゃなど、ページの隅々にまで描き込まれたイラストは、何度見ても新しい発見がある。子どもと一緒にページをめくる大人もワクワクしてくる、そんなクリスマス絵本である。(小山由絵)
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