義父のコーヒーハウスで朝四時起きで仕事に勤しむパン職人の女性、主人公サンシャインの手が作り出すシナモンロールをはじめとする数々のパンの美味しそうなこと!
そんな普通(?)の彼女の住む世界で語られるヴァンパイアは、人間だけでなく、人間からすれば同じカテゴリーに当てはまる筈の他の魔物にすら「化け物」として、世界のために撲滅しなければならないとされる最悪の種族として語られる世界。
但し、「ヴァンパイア・レスタト」のような耽美なゴシック・ホラーの世界を期待して読み始めるとがっかりするかも。自立した女性(といってもハイスクールを卒業してからそんなに経ってない)主人公の語りで物語が進行していくので、「トワイライト」のシリーズが好きな大人の人にはお薦め。
ロビン・マッキンリィらしく女の主人公が活躍するのが大好きな人にお薦め。その点はダマール王国のファンも楽しめます!
魔法と魔物と恋愛と冒険と美味しそうなパンの美味しさに満ちた一冊。
ちなみに、血が飛び散るホラーが嫌いな人も避けたほうがいいでしょう。漫画「ヘルシング」並みにホラー描写には容赦がありません。そこがまたいいんだけども。
上巻の終わり方が下巻への期待を盛り上げます。同時発売に感謝!