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サンザシの丘
 
 

サンザシの丘 [単行本]

緒川 怜
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

一人暮らしの女性が殺害された。偶然にも、逃げる犯人は目撃されていた。義憤を胸に秘めた刑事は、さまざまな人間に会い、一歩一歩、その男に近付こうとする。捜査を進めるうちに見えてきた、犯人の哀しい過去は、戦後日本がまだ精算していない「現実」を浮き彫りにするものだった。デビュー作『霧のソレア』の熱気と前作『特命捜査』のストーリー・テリングが見事に調和した、渾身の書下ろし。

内容(「BOOK」データベースより)

「お兄ちゃんは、もう、いない。…もう、いないんだ」小さな夢を持ち、つつましく日々を暮らす若い女性が殺された。犯人は目撃されていたのだが、巧みな身元隠しにより真相が掴めない。義憤を胸に秘めた一人の刑事が犯人を追う。そして刑事が辿り着いたのは、帰る場所も何もない男の背中だった―。

登録情報

  • 単行本: 397ページ
  • 出版社: 光文社 (2010/5/20)
  • ISBN-10: 4334927092
  • ISBN-13: 978-4334927097
  • 発売日: 2010/5/20
  • 商品の寸法: 19.2 x 13 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 520,723位 (本のベストセラーを見る)
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By カスタマー VINE™ メンバー
形式:単行本
はっきり言って、最初と最後以外は面白くない。途中経過に起伏があまりないし、丁寧に描き過ぎているせいか、とにかく長く感じる。非常に悲しい話であり、内容的には悪くないが主人公の刑事の顔を想像できないくらいキャラが立っておらず、読後すぐに主人公の名前を忘れてしまうくらいだ。ただ、作品としては考えされる面もあり、☆3つとした。「霧のソレア」の様な国際謀略小説を再度書いて欲しいものである。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
正直、時代と名前、状況を少し変えて、「砂の器」をそのままなぞったような印象。名前を変えざるを得なかった犯人の暗い過去、犯人の「最後の」名前を突き止めるきっかけが、「偶然テレビで見た」という”あること”が決定打になったこと、犯人が世間の脚光を浴びつつ逮捕にいたる最後・・・。途中、刑事が「それは、人の名前ではなくて地名ではないか」などと言い出す点。「砂の器」では、それが「カメダ」という重要なポイントだった。それと、ミステリーファンならご存知かと思うけど、宮部みゆきの秀逸な作品「火車」の重要なトリックとなった「住宅展示場の写真」も、なんだかパクられていたような気が・・・。刑事たちの地道な捜査の様子、少しづつ真相が見えてくる過程は読み応えがあったが、犯人が被害女性と知り合った経緯がスッポリ抜けていて、したがって、被害女性が「なぜ殺されなくてはならなかったのか」という点が、「とってつけたような」感じになっていて、本の帯とは違う気がした。過去の殺人事件に大半が割かれている。「殺されなければなかった女」と犯人のつながりを、もっと深く描いてほしかった。しかし、福山雅治、三國連太郎(実はここはけっこうポイントなのですが)、さらには水上勉の「飢餓海峡」まで出てきて、「あれもこれも詰め込んで、なんと《砂の器》に・・・」という意気込みは認めるが、松本清張氏との「器の違い」はひしひしと感じた。
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5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By swing
形式:単行本
通常の刑事ものではなく、中国残留孤児の問題、家族の問題、養護施設の問題、1人の刑事の目を通して、丁寧に描いた作品でした。犯人は、最初から最後まで、影のような存在で、一度も犯人の言葉や心情は描かれないけれど、犯人の気持ち、悲哀が出会った人々の語りの中でよく表現されていました。東野圭吾さんの「白夜光」を思わせるすばらしい作品です。途中の過程が丁寧に描かれていることこそ、この本の良さだとおもいます。まだ作品数は少ないようですので、これから、とても楽しみにしています。
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