製品コンセプトは非常にすばらしいと思います。価格性能比も。
が、最大の欠点は、おそらく最大のウリであろう8種の変換コネクタ、これの詳細情報がどこにも書いていないことです。
Amazonは言うに及ばず、サンコーのサイトにもコネクタの詳細が記載されておりません。
これでは「自分のPCに使えるのか?」という、購入意思決定に重要な要素がまったく欠けていることになります。
…ので、とりあえず自宅にあったノートPCを片っ端からチェックしてみた結果を書いておきます。近似機種をお持ちの方のご参考になれば。
なお「○」は長時間のランニング可能を示す意味ではなく、とりあえず充電くらいはできているようだ、程度の認識です。
HP compaq tc4400…適合コネクタなし
DELL Latitude C840…適合コネクタなし
DELL Inspiron 8200…適合コネクタなし
DELL Latitude X300…適合コネクタなし
CASIO CASSIOPEIA FIVA MPC-206VL…適合コネクタなし
NEC VersaPro VA10H…○
東芝 Dynabook Satellite 4000X…△(*1)
富士通 LIFEBOOK 670MC3…△(*2)
(*1なぜかアダプタから異音がしてLEDが点滅、立ち上がり電流不足で充電スタートできない感じ。何度か抜き差ししていればそのうちスタートできる。なおこのPC本体は16V3A要求の製品。)
(*2電気的には使えるには使えるが、コネクタが純正コネクタよりも大幅に本体からハミでるのでちょっとヤバめ。コネクタのグランド部が4mmくらい本体からハミ出て見えている。)
と言った感じで手持ちPCでは、1勝5敗2引き分け、でした。EIAJの主要プラグや、旧汎用丸型の主要プラグはカナリの確立でカバーされていますが、それ以外のはほぼダメと思ったほうが良いようです。
また、電気的な性能としては実測の結果、19V側で1.5A通過時、12V側で3A通過程度でした。28.5W出力に対して必要入力が36Wですので効率約1/1.26、まあまあの効率、ってところでしょうか。
あと、あちこちで叩かれている「内部のハンダ作業があまりにも雑」な件ですが、実際に開けてみたところ、稼動に影響が出るほどではありませんが、お世辞にも綺麗とは言いがたいです。トランクの中に半年転がしっぱなしにしておいたら、もしかしたら表面実装の部品の1つくらいは剥がれているかも知れません。ただ、メーカー保証は付いています。
なお、某レアモノショップでは本体2890円+送料500円(+振込料 or 代引料400円)ですので、Amazonの本体2593円+送料無料の方がお買い得になっています。
まとめ:
・肝心の適合情報が無いので、購入に踏み切らせる訴求力が弱すぎる。
・電気的には見た目こそ良くないが、少なくとも初期状態では十分な性能を持っている。
・ならば、コネクタが間違いなく合う、ということが何らかの手段で確認できれば、実用上の不都合はなし。お買い得。
・コネクタに自信がなければ、そこは当然ギャンブルとなる。2593円の負けを覚悟できるなら問題なし。
・最悪、加工して自分でコネクタを何とかできる自信のある人ならお買い得。(←保障外ですよ!)
こんな感じです。というわけで、モノ自体の性能や価格性能比には星5つ、そこから適合情報が確認できないのでギャンブルするしかない、という所を減点して星4つとします。
…って言うか、いいかげんに各PCメーカーはEIAJ等の汎用コネクタだけ使うようにして頂きたい。せめて電源くらい。